立憲民主党は4月15日高井崇志衆議院議員を除籍処分にしたと発表した。
高井議員は4月7日新型コロナウイルスの感染拡大の緊急事態宣言が発令された2日後の4月9日に、こともあろうに新宿歌舞伎町のセクシーキャバレーに行っていたということが明るみに出たのだ。
もちろん退職老人にとっては今では全く無用なところであるが、一体キャバレーとどれほど違うのか、高井先生が我が身の立場も顧みず我慢できずに出かけた魅力とは何ぞや、大体想像は付くけど、便利なインターネットで調べてみた。
早速「キャバクラとセクキャバの違い」という記事が出てきた。
やはり、セクキャバの濃厚サービスが刺激的なのだった。
弁護するわけではないが、高井さんの場合は人間の弱さのご愛嬌のようなところはあると思う。
が、いずれにしてもこれで終わりだろう。
一方、自民党の馳浩衆議院議員の場合は国会議員の職務・研修の一環と銘打っての現場視察の御一行様だった。
行先は虐待などによって家にいられない10代の少女らを支援する一般社団法人Colabo(コラボ)が運営するバスカフェだった。
朝日新聞によると馳元文部科学大臣が会長を務める「自民党ハウジングファースト勉強会」が4月22日、秘書や新宿区議も含めて約15人でやって来たという。
事前の約束では5人までなら受け入れ可能としていたというのに15人の集団でやってきたところに、彼らの問題意識の低さがわかろうと言うものだ。
馳議員らはカフェの設営に参加したが、虐待から逃れて居場所を知られてはいけない少女がいるにもかかわらず、許可も得ずに写真を撮り、「ボランティア第一弾」「10代の少女の寄り添い支援に参加」とツイッターなどで独りよがりな発信をしたという。
その上、馳議員は少女の腰を両手で触ったとして、一般社団法人Colaboは抗議文を4月24日公表した。
この問題があまり大きくなっていないのは、今まさに日本社会が新型コロナウイルスの感染拡大問題一色になっているからだろう。
でも、これは見逃せないでしょう。
元文部科学大臣が絶対にやってはならない行為でしょう。
高井議員と同じような国会議員の破廉恥行為として、同じ土俵で論ずることはできない。
馳議員は25日、自身の公式ホームページで「不愉快な思いをさせた事となりおわびします」としセクハラ行為については「全く意識に残っていないが、事実ならば大変申し訳ない事であり、心よりおわび申し上げます」とコメントしている。
冗談じゃない、「事実ならば」という言葉こそ、認めていることではないか。
即刻、辞職すべきだ。
それにしても、その後、国会議員の誰も何も言わないのは一体どうしたことだ。
一番弱い少女たちへの興味本位の視察とセクハラ行為は看過することは許されない。
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