広島カープ緒方監督の凄さ

 

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ウォーキングの途中で見かけたバラの花。個人のバラ園を一般公開されています。見事なバラにしばし酔いしれました。

阪神3連戦は2勝して迎えた、6月2日、アドゥワが先発した。
2回に一挙7点を取られた。
4点くらい取られたところで、そろそろ変え時と思って見ていたが、緒方監督は替えなかった。
若いアドゥワに試練を与えたのだろう。
2連勝後ではあるが、替えない、我慢する緒方監督も見事だった。大した度胸である。この度胸が3連覇を支えたのだと思った。
 
そして6月4日交流戦が始まった。
カープ初戦は前年パリーグ覇者の西武。カープは野村が先発。
野村は制球力が命の投手、強打の西武を抑えることができるか不安に思う立ち上がりだった。
 
2回にやはり捕まって4点を先取された。
それでも緒方監督は動かなかった。
広島は4回に追いついて、4対4の同点になった。
野村は6回まで続投させた。監督には野村に何とか勝ちを付けさせたいという思いがあったのだろう。
これまでの野村の実績や貢献度を考えるとぎりぎりの我慢だったと思う。
 
それから両チーム、中継ぎ陣が踏ん張り、延長12回まで行ったが、最後に菊池が打たれて負けた。
決して好調とは言えない野村の先発は緒方監督の監督術の一つだ。
ある意味で選手達への信頼の発信である。
 
そして、もう一つの発信は頑固なまでの我慢強さの姿を見せることと言っていいだろう。
だから、野村先発でチーム一丸となっての、あれだけの戦いができた。
そのことが今現在の戦いに一番重要だと緒方監督は考えているのだろう。
 
一戦必勝ではない。負けても先を見通した負けなのだと思った。
 
緒方監督の凄さを見た。