カープ 薄氷の勝利

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まだまだ元気、ゴーヤの花

8月24日広島対中日戦をテレビ観戦した

 

前日のカープはエース大瀬良で1×4で敗戦。

今日こそは落とせないゲームとカープファンなら誰もが勝利を願っている。

 

試合は先発床田と中日は柳。

1回裏に1点中日に先行されたものの、2回に小園とサンタナの下位打線の活躍で逆転3×1とした。

先発床田は久しぶりに好投し6回まで初回の1点のみに抑えた。

 

7回菊池保則、8回フランスアを投入し中日打線を抑えた。

 

9回、中崎を持ってくるのではないかと嫌な予感がした。

その予感通り緒方監督は中崎を投入した。

まあ、4対1、点差もあることだし、打たれたら中村や遠藤がいるからかなあと思った。

 

ただ、22日のヤクルト戦での中崎の伸びも切れもない、アップアップの投球が脳裏をかすめていた。

勿論、専門家がブルペンでの状態を見て送り出したクローザーである。

素人の私などが何をかいわんやであることは十分承知の上での、ここだけの話である。

 

ただ今日の解説者、仁村徹も中崎の球威やきれのなさを指摘した。

 

 

案の定、9回裏阿部、藤井、遠藤に3連打され、1点入り、京田に犠牲フライを打たれてさらに1点追加、大島4球で1,3塁、代打武田を2ゴロに打ち取ってツーアウト。だが

自信にあふれた表情の3番福田に同点打を打たれた。

 

次打者は4番ビシエド、もう絶体絶命だった。

が、緒方監督はピクリとも動かなかった。頑固な監督の忍耐力を見た。

中崎続投である。DeNAのラミレス監督なら2本ヒットが続いたところで交代をさせるだろう。

原監督だって、黙ってみている度胸は無かろう。

その意味で緒方監督の胆力の凄さが伝わってくる。

 

中崎にこのゲームは任せるのだという信念である。

もうこのゲームの勝ち負けではない、中崎の復活への意志力と命運を試しているのだと思った。

 

そして、中崎は4番ビシエドを強い打球の遊ゴロで何とか抑えた。

延長10回は遠藤が3人をぴしゃりと抑えて初セーブを挙げた。

 

こんなことなら最初から遠藤で行けばいいのにと思うのが素人なのだろう。

監督はこれからの戦いには必ず中崎の力が必要と考えているのだろうと思った。

 

それにしても素人は勝ち投手の権利をなくした床田が可哀そうだと思うが、そんなことでは4連覇などできないと緒方監督は考えているのだろうなと複雑な思いの勝利だった。

 

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