変形性膝関節症

昨年から今年にかけて、三度膝を打ち付けた。
一度はよそ見をしていて歩行者用道路の擬木にしたたかにぶつけた。
しばらく痛かったが、そのうち痛みは消えた。

今年に入って我が家のカーポートの凍結路面に足を滑らせて、ブロック塀に前頭部を強打した際、転んでひざも打った。仕事に出たら腫れあがった禿げ頭を見て、皆さん驚いて「頭のことだからお医者さんに行った方がいい」と勧めてくれた。
この時は頭は脳神経外科にかかり頭部CT検査を受けたが、異常はないとの診断。膝はかかりつけ医に行き湿布薬をいただき軽快した。

三度目は飲んでバスで居眠り、終点まで乗り過ごした。迎えの車を待つ間、歩いていて転んだと思う。
この時の転倒は全く覚えておらず、帰宅して湯船に入ったときに膝から血が出ているのを知って転倒したことに気が付いた。

酔っていたのでその時は痛みを感じなかった。
翌日、ウオーキングするとき、足をつくたびに怪我をした左ひざが痛んだが、そのうち右膝のほうの痛みが増してきた。
それで当地でスポーツ外科専門医で名高い整形外科を受診した。

医師は両膝のレントゲン写真を見ながら、膝の骨折や水がたまるという症状はないが、これは変形性膝関節症ですと断言した。
年寄りに多い変形性膝関節症だったとは思ってもみなかったので、10年この方、毎日欠かすことのなかった一万歩ウオーキングは何だったのかと少しがっかりした。

医師によると膝は筋肉がないので、痛みがなくなるまでに2か月程度はかかるとの診断だった。
ウオーキングは毎日欠かしていないんですが。」というと「ウオーキングはふくらはぎの筋肉はきたえるけれど、太ももの筋肉は強化できない」と説明を受けた。

リハビリ室で足上げとスクワットを教えてもらった。以後、通院はせずに家で足上げを朝夕50回、スクワットを10回続け、毎日、消炎剤のシップを両膝に貼り、その上からサポーターを締めた。

ほぼ1か月近くになりようやく痛みは取れて、シップはやめ、サポーターだけにしている。
整形外科の医師の指示は的確だった。