横断歩道は危険がいっぱい

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横断歩道、事故の場所とは無関係です。


先日、横断歩道上の事故に一日に2度遭遇した。

 

1件は我々夫婦が関係した事故だった。

毎日の朝のウオーキング。日の出直前の空が薄明るい状態だった。

信号機のある十字交差点の西側を南に向かう。

少し待って青になって渡り始めた。

 

片側一車線の道路だ。幅員は6メートルぐらい片歩道。

渡り切る2メートルぐらい手前で、白いワンボックスの乗用車が勢いよく交差点を左折してきた。

ハッとするような動きで私は瞬間、車の方を見た。

車が速度を落としたので危険は去ったと思ったら、後ろを歩いていたカミさんが私の腕を捉えきれずにスローモーションのように、なぜだかあおむけに倒れて後頭部の少し上を路面に打ち付けた。

ゴーンとぶつかる音を聞いた。

車はそのまま走り去った。

 

それにしても降りて「大丈夫ですか」くらいは言ってほしかった。

南から坂を登ってきて左折するこの交差点は角に二階建て住宅があり、左折する直前まで横断歩道が見えにくく、これまでも身の危険を感じることがあった。

 

今回の場合、車と人の接触はなかったのだけれど人一倍臆病なカミさんは、速いスピードで進入して来た車に驚いて転倒したのだった。

これは驚かした車が悪いのか、はたまた人一倍臆病なカミさんの自損事故なのか。

 

そこで、事故の報告とこの交差点の安全対策はどうなのか聞きたいと思い所轄署に電話した。

警察官は事故の態様を聞いて、大変慎重な対応だった。

 

確かに、運転手として歩行者に危険を感じさせる運転をしないことは大原則であるけれども急ブレーキをかけて止まったわけではなく、歩行者が身の危険を感じる感覚と、運転者として接触することなく停止したスピードの感覚に乖離があったことを、どう判断すればいいのか困っているようだった。

 

とりあえず、病院で検査して大したことでなければ警察に報告したことで私の方はよろしいですと言っておいた。

 

交差点の形状や変更についても即答できるようなことではないようだった。

ただ、こういう交差点では歩車を分離するスクランブル交差点のようにするのも一案ではないかと思ったが、都会のように大勢の歩行者が通るわけでもなく、スクランブルはやりすぎなのだろうなとも思った。

 

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救急車を呼ぶようなことにならなくてよかった。これも事故とは無関係の写真です。

 

それからもう1件。

午前9時過ぎ、カミさんを連れて病院に向かった。

自宅から4㌔ほどのところにある脳神経外科

道路は片側2車線の幹線道路。

途中信号機は4ヵ所、1ヶ所信号機のない横断歩道がある。

 

その信号機のない横断歩道の手前2~3メートル離れて、私の前の軽トラが停まった。

なんで横断歩道から離れているのかなと思いながら見ていた。

横断歩道の中央分離帯のところに3輪自転車を停めた老人がいた。

老人はゆっくりとした動作で自転車を我々の側の車道に降ろそうとしていた。

 

多分、私の前の車はその老人を警戒して離れて止まったのだと理解した。

私の右側の車線(中央分離帯側の車線)を少しスピードを上げた軽4が通り過ぎた。

そのまま横断歩道を渡るのかと思った矢先に急ブレーキをかけた。

その後ろを走っていた軽4はブレーキが間に合わず、わずかに追突した。

 

大事故ではなかったけれど、今日2度目の横断歩道にかかる事故を見たのだった。

 

中央分離帯の老人の緩慢な動作から、始めは通り過ぎできると思いながら直前にヤバイと急ブレーキをかけたのだった。

後続車の車間距離の不足が事故の直接の原因だろうが、横断歩道直前の急ブレーキも問題があるのではないかと思った。

 

カミさんは頭に大きなこぶができたけれど、内出血や骨折などの大けがにつながるものはなく済んだ。

 

帰宅してから再度所轄署から電話があった。

現場検証もしないことはないですと言っていただいたが、大したケガではなかったので遠慮した。

 

警察官は横断歩道の事故は大変多いんですよと言っていた。

考えることの多い横断歩道での事故だった。 

皆さん気を付けましょう。

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