今年もインフルエンザ予防注射に行く。

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朝霧の美しい晩秋風景


インフルエンザの予防注射はもう10年くらい毎年続けている。

 

今年はインフルエンザでひどい目にあった。

といっても私のことではない。

 

今年の2月、姉弟で沖縄を旅行した。

旅行の最終日、弟の連れ合いが体調を崩し、病院を受診した。

医師はインフルエンザの疑いがあるという。そして、「検査しますか」と尋ねたという。

 

医師の言外には、インフルエンザと判明すると厄介ですよという含みがあったようだ。

しかし、律義者の夫婦は即座に検査に応じた。

結果は妻からインフルエンザウイルスが判明した。

医師は一週間の移動禁止を指示した。

 

律義な夫婦はその足で飛行場のJALカウンターに報告し、搭乗期日の変更、ホテルの確保など手続きをした。

 

飛行機代はインフルエンザが判明すると搭乗禁止となるからだろう、今日の予定だったチケットは有効の扱いで新たな代金は発生せず、治癒証明がでたら搭乗便を確保するということだったそうだ。

ただ一週間滞在するホテル代が痛い。

 

そんな経験もしたこともあって、今年もインフルエンザの予防注射に行った。

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予防接種済み証と接種後の注意

いつもは閑散としているかかりつけ医だが、今日は結構賑わっていた。

見ているとほとんど老人のインフルエンザ予防注射だ。

 

予防接種料金は65歳未満3000円、市内住所登録の65歳以上1850円とあった。

なるほど、高齢者が多い訳だと思った。

 

もちろん、高齢者への助成は大賛成だが、子供たちへの助成が書かれていないのが気になった。

子供へのインフルエンザ予防接種料金の助成は自治体によって違う。

違うと言っても、基本的には助成の対象としない自治体が多いようだ。

 

これはないだろうと思う。

裕福な自治体、子供の福祉を基本政策に据える自治体だけなのか、そうではないのではないか。

少し腹が立ってきた。

これは国がすべき事業ではないのか。

子供は国の宝なのではないのか。口先だけなのか。

 

毎年冬になると、学校の学級閉鎖が報じられる。

学級閉鎖になると働いて働いて、働かざるを得ない親たちは、インフルエンザに罹った子供を置き去りにして職場に急がなくてはならない状況があるのだ。

政府は働き方改革と声高に叫ぶけれど、働き続けることのできる環境を整えること、そして日本の将来を支えてくれる子供の環境を最大限守っていかないと、子供を産み、子供を育てる、人口減少を食い止める状況など起こりようもないではないか。

 

調べてみると予防接種法に基づくインフルエンザの接種費用の助成は基本的には65歳以上、そして60~64歳で一定の条件に該当する方に限っているのだ。

法に規定していないから子供は除いているというならば、法に規定すれば済むことではないかと思ってしまう。

 

私の住む自治体のインフルエンザ予防接種料金は3000円、小学生以下は2回の注射を義務付けている。小学生の子供2人いれば12000円である。

両親を含めれば2万仕事だ。

 

「予防注射なんかしない、インフルエンザに罹ったら医者代は無料だから」と言い放ったお母さんがいた。

それでいいんだろうか。

 

是非、毎年発生するインフルエンザ予防のため、子供の予防注射接種に国費を投ずるべきだと強く思った。

 

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