今月、75歳となり後期高齢者の仲間入り。
市役所から後期高齢者医療保険者証が送られてきた。
知らなかったけれど、後期高齢者医療保険制度は健保組合などの被用者保険や国民保険から独立した制度となっており、財源は公費負担5割、現役世代の保険料による後期高齢者支援金が4割、被保険者の保険料が1割という構成となっていると説明されていた。
満75歳になれば、健保や国保からは脱退し、すべて後期高齢者医療保険に強制加入することになる。
10月1日からの改正では、これまで原則1割だった患者負担は収入によって1割、2割、3割負担の3区分されるということが分かった。
高齢になればなるほど体力は衰え、病気にかかることを考えれば、収入に応じた負担は超高齢社会となった今の時代、致し方ない。
むしろ医療を受けることができて、感謝しかない。
我々の子供時代、医療にかかることができずに亡くなった方はごまんといたのだから。
とは言え、かっての老人医療費無料化という言葉も懐かしく思い出される。
ということで、現役世代の支援金を受けながら、後期高齢者医療保険制度で不自由なく医療を受けられる日本の医療保険制度に感謝し、誇らしい気持ちになるが、しかし、高齢者もラジオ体操からウオーキング、ジョギング、マラソン大会への参加、水泳、卓球、ゴルフなどで体を鍛え、健康維持に努めている。
かく言う私は55歳の時に始めた一日1万歩ウオーキングはほとんど毎日1万歩を目標に歩いて、20年になる。
カミさんは「あなたは日中のウオーキングと夜の晩酌で、アル中の二乗ねと」揶揄する。
でも、毎日1万歩を目標に歩いて20年は、確かに私の健康に大いに寄与しているのだろうと、ますますアル中から抜け出せないで万歩計とにらめっこしながら歩いている。
私は子供の頃は虚弱体質で、小学1年生のツベルクリン反応検査で、早々と陽性になり、水泳禁止で、川で泳ぐ友達の姿を母の日傘に入って眺めていたことを思い出す。
社会人になってからも、十二指腸潰瘍で2度の入院や、胆のう摘出手術、前立腺肥大手術などで入院したり、日常的に、頻脈や不眠、体調不良、欝的症状に長く悩まされた。
多分、一番の原因は仕事上のストレスだったと思うが、何がどう改善されて、よくなったのかは確とはわからない。
ただ、仕事から解放された、老い先短い今が一番リラックスして、充実した日々になっていることは確かだ。
先日の定期健康診断では、40代以降の肝機能、腎臓機能などの検査の数値が軒並み改善していた。
晩酌は欠かすことなく飲んでいるが、3年に及ぶコロナの影響で、外呑みが激減したことが最大の理由だと思った。
主治医は「肝臓、腎臓合格。あと10年は大丈夫」と叫んだ。
何事もほどほどが一番なのだろう。
過ぎたるは猶及ばざるが如しだ。
すべてから解放された、いまのマイペースが私にはあっているのだろうと思う。
朝食には、食前に自家製葛の花茶、えごま油、自家製ゴーヤジュースを飲み、冬はゴーヤジュースの代わりに自家製柚子ジャムの入りのヨーグルトを食べる。
食事は納豆と、味噌汁を常用する。
今年も14号台風の前に葛の花の採集を終えた。
今はフードフライヤーで乾燥している。
ゴーヤも大量に採れて、ご近所の皆様に配って歩いたが、流石に何度も配ると嫌がられてしまう。
物を差し上げるのもほどほどにしないといけないことを知った。
夕食は牛肉、豚肉、鶏肉、魚はマグロからサバ、サンマまで何でも食べる。
ほとんど毎日の買い物は晩酌のおかず探しだ。
日本酒、焼酎、泡盛、ビール、ワインそれぞれのお酒に合う食材探しが楽しい。
こんな生活で健康長寿、ピンピンコロリとは虫が良すぎるかも知れない。
まあ、敬老の日と後期高齢者の仲間入りにちなんで、勝手を言いました。
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