第11回いとこ会男子部 食べ歩き、飲み歩き 京の冬の旅(その1)

よしむら玄関


日曜日 今朝も午前5時30分過ぎにウオーキングに出発。

ただ、今日は京都旅行に行くのでいつもより20分くらい短いウオーキングで済ませた。戻って、食事をしてそれから趣味の日曜競馬の投票をした。

午前8時44分団地始発のバス停で待っていると、Nさん夫妻が愛犬と散歩して帰ってきた。

「どこに行くんですか」と問われ「京都で飲み会があるんですよ」とお酒を飲む格好をして見せた。

「嬉しそうですねえ」と笑って見送ってくれた。

 

9時15分過ぎ岡山駅到着。

新幹線のぞみ10号は9時44分発。

10分前に弟が到着。

博多から来るのぞみだから混んでいるかと思ったが、意外と空いていて二人並んで座れた。

10時45分京都着。

3人の従兄弟は東京から来る。

ホームから改札口に歩いて行くと、ちょうど東京からの到着ホームの階段を下りてくる3人組と出会った。

階段下で再会の握手をして、改札口を通って外に出た。

東寺蚤の市



これから3日間泊まるアパホテルに荷物を預けに行く。

それから京都駅地下街に戻り、少し早い昼食をとり、結団式をする。

場所は決めていなかったが、偶然見つけた、「へそ」というちょっと変な名前で、私は内心、食事をするところが「へそ」は嫌だなあと思ったが、みな、再会の乾杯に飢えているのか、「ここ、ここ」と何の異論もなくどんどん入って行った。

ただ、「へそ」は京都では有名な居酒屋チェーン店なのだと弟が教えてくれた。

 

早速、ビールとお酒のグラスを掲げて乾杯。

それからお刺身盛り合わせやおでん、焼き鳥などごく一般的なメニューを注文。

お味の方もまずくはないがアッと驚くこともない普段着の味だった。

皆元気で再会できた喜びに会話が弾んだ。

もちろんお酒が進んだ。

ビールが終わるとプラスチックのマスにグラスを立てて、若い女子店員が一升瓶からなみなみと注いでくれ、グラスから流れ落ちるお酒がマス一杯になるまで注ぐ。

その情景を5人の爺さんが様々にはやし立てながら、満面に満たすと拍手歓声が起こるという趣向だ。

それがこの再会を一層盛り立ててくれた。

 

少し飲み過ぎた。

生ビールを飲んだ後、日本酒マス2杯、焼酎ロック2杯飲んだような気がする。

13時過ぎに近鉄で東寺まで行く。

東寺の蚤の市は、毎月21日に開かれる。

皆、何を買うというあてはない。

縁日のように続く、たくさんの露店をのぞきながら歩いた。

私は20日遅れて今年のカレンダーを買った。

蚤の市で買ったカレンダー

嵯峨野の写真が入ったカレンダーは1本100円、これぞ蚤の市だと思った。

ここまでやってきて、私はHちゃんの歩きぶりがこれまでよりも一段よくなっていることに気が付いて、

「歩きっぷりがよくったねえ」と褒めたたえた。

Hちゃん曰く

「元々、薬嫌い、医者嫌いでね」と答えるところで、本家のMちゃんが言う

「こいつ足が、腰が痛むというから痛み止めを飲むように言うんだけど飲まないんだよ、薬を」といったところで、Hちゃんが

「そうなの、薬嫌いでね、でも風邪をひいてねバッファリンを飲んでいたら、足腰の痛みが軽くなっていることに気が付いてバッファリンを飲むようになって、今では杖も持たないで歩けるようになったのよ。Mちゃんには悪いけど」と付け加えた。

Mちゃんは大手製薬会社に勤めていたので、当然効果を知る薬をすすめたのだろう。

けれどHちゃんは偶然飲んだバッファリンでよくなっているので、そこは変えないよという意思表示で「悪いけど」と付け加えたのだろうと想像した。

かきのネギみそ焼き



4時前に一度ホテルに戻りチェックイン。

その前にホテルのすぐ近くにあったカラオケ店の様子を探索に私とBちゃんとで行く。あまり愛想のない女店員が対応してくれたが、2時間で一人2400円と聞いて年金生活者はあきらめた。

2400円は基本料金、お酒類を頼んでいたら3000円を超えるとBちゃんは判断したようだ。

ただ、Bちゃんは、対応した女店員を「ちょっと肉感的」と表現して気になっているようだった。

 

1時間ほど各自部屋で休息。

午後4時30分フロントの前に再集合する。

ところが、Bちゃんが下りてこない。

幹事の弟は何度電話しても電話に出ないという。

弟はしびれを切らして、フロントのホテルマンに事情を話しマスターキーで開けてもらった。

Bちゃんは内カギをかけていなかったから部屋に入れたのだが、もし内カギをかけていたら、カギを壊さないと入れなかったという。

部屋に入ってみたら、B君は爆睡中。

何度も身体を揺り動かしてやっと目が覚めたという。

 

しかし、このおおらかというか図々しい態度は我々一族では異端児と言ってもよい。我々はもっと繊細だと思うのだが。

とりあえず予定より少し遅れて、夕食会場の阪急烏丸線五条駅「蕎麦の実よしむら」に向かった。

京都駅阪急線の改札口で私のICOCAカードが引っかかった。

料金不足かと思いチャージをした後、通るとまた引っかかった。

駅員に説明すると検査してくれて、これは近鉄の改札口を通っていないので近鉄で検査してもらってくださいと言われた。

 

そういうこともあって、「よしむら」には5時30分頃到着した。

まず、乾杯はお店おすすめのたる酒という桝酒で乾杯。

ただ、枡酒の枡の木の香りがどうにも日本酒とマッチしなくて、私はノーサンキューで、一杯飲んで、焼酎のロックに切り替えた。

でも、ここよしむらの料理(刺身盛り合わせ、カキのネギみそ焼き、くも子のポン酢など)はどれも美味しくいただいた。

特に、最後にいただいたざるそばはしっかりとした蕎麦の噛み応えと、のどごしといい、蕎麦のほのかな香りと言い、大変美味しかった。

よしむらのざるそば

料理やお蕎麦が完全に管理されている。

逆にいえば、野趣に欠けるともいえるけれど、そんなことを言うのはおこがましく、言い過ぎになるとも思った。コストパフォーマンスからも年金生活者にとってありがたいお店だ。

今夜は久しぶりの再会である。

Bちゃんの部屋に集まり二次会を続けたが、10時前には解散したと後から知った。

 

ランキングに参加しています。気に入っていただけましたら

↓をクリックして応援してください。

 

全般ランキング
全般ランキング