絶品うなぎを堪能しました(いとこ会男子部 琵琶湖湖東の旅最終日)

 

琵琶湖の虹


今朝は明るい日が差していたが、ウオーキングを始めたときは霧雨が降っていて少しの間、傘を差して歩いた。

ホテルから琵琶湖に沿って歩くと琵琶湖の湖上に大きな虹がかかっていた。

長浜城主だった豊臣秀吉を記念する豊公園(ほうこうえん)があり、再建された長浜城(歴史博物館)があった。

なかなか広い公園で一巡すると5000歩を優に超えていた。

豊公園

戻ってから、最上階にある大浴場に入る。

大浴場からは琵琶湖が望めるが、窓は外からの視線を遮るように施されているので風呂につかりながら琵琶湖を楽しむことができないのが惜しい。

それでも朝風呂の一人じめは何とも贅沢だ。

 

途中でHちゃんが入ってきた。

朝の入浴は午前6時から8時まで2時間しかないことを知って、そういえばBちゃんは昨夜、朝風呂に入ろうと言っていたことを思い出して、Hちゃんと入れ替わりに退出した。

部屋に帰りBちゃんに電話したが、まだ寝ているのだろう、電話は不通だった。

午前8時を過ぎてからBちゃんから電話がかかってきた。

大浴場の入浴は8時までだと知らせたが今更だった。

 

朝ごはんは各自でということだったが、今日は10時にチェックアウトし、予定している鯖ソーメンは10時30分からなので、早い昼食まで我慢することにした。

 

チェックアウトしてから徒歩で長浜駅ペデストリアンデッキを通って東口(伊吹口)に渡り、駅前商店街をぶらぶら歩いていく。

幹事に誘導されているので、道が全く覚えられない。

もっとも幹事も城下町特有の網の目状の道路網に右往左往している。

それでも10時30分過ぎ、今日のランチの予定の店の前に立った。

 

幹事のBちゃんは焼き鯖ソーメンにご執心だった。

私は内心、伝統あるいとこ会男子部の打ち上げが「えー、ソーメンかい?」と少し不満で、これまで計画倒れに終わっている「う・な・ぎ」と遠慮がちに主張してみたが、幹事は店の中に入って行った。

店に荷物を置かしてもらって、少し散策してからお昼を取ろうという目論見だったようだ。

お店の了承をもらったというので、幹事について入ると、お店の人は「お一人様かと思っていたら、5人様ですか、5人様は無理です。元々、荷物の預かりはしていませんので」と断られてしまった。

昨今のプライバシーのことを考慮するとお店の対応も当然のことだろうと思った。

 

幹事はそれならこのまま上がって、お昼にしようかという感じの雰囲気だったが、そこで声を発したのが、ご本家のMちゃんだった。

「外に黙食でお願いしますと書いてあったぜ。打ち上げが黙食じゃあなあ」と鋭い発言だった。

優柔不断ないとこ会男子部ではあるが、ご本家の発言は重いし、説得力があった。

ということで、幹事も流石に黙食では対抗できないと鯖ソーメンを断念した。

湖吟



そして、昨日満席だったうなぎ屋「湖吟」に向かった。

「湖吟」の開店は11時。

ジャスト11時に着いたが、まだ、のれんが出ていなかった。

店の中をのぞくと開店準備中、すぐにどうぞどうぞと招じ入れられて座敷に案内された。

 

皆、個室の和室に歓声を上げた。

「我々の打ち上げ式はこれでなくちゃ」と元気が出る。

幹事のBちゃんがメニューを持って、注文をとる。

マスク越しだが、美人の仲居さんは軽妙な対応、幹事の調子が上がって、二人の掛け合いが食事を期待させる。

白焼き



まずは白焼き(3800円)とかば焼き(3800円)を2枚ずつ注文した。

本番が来るのを待つ間に先付が出てきた。

仲居さんが「ひうお」と言った。

琵琶湖に生息する鮎の子で、店主が自ら獲ってきて、佃煮にするのだと言った。

辛すぎない、甘すぎない、ほど良い味付け、お酒が進む。

これをお土産にしようと尋ねると、売ってはいない、ここで食事をするお客さんだけに出しているという。鶏のから揚げが大好物のHちゃんはここでもから揚げを注文した。

 

白焼きとかば焼きが出てきた。

5人で取り分けて食べる。

とろける様な身の柔らかさとこだわりを主張しない、それでいて誰をも包んでくれるような深い味わいは、多分うなぎ嫌いな人でもうなぎが好きになってしまうだろうと思った。

それから合間にうざく(ウナギときゅうりの酢の物)やうなきもなどでお酒が進む。

生ビールと、日本酒はこの旅で愛飲した滋賀県富田酒造の七本槍、焼酎は本家Mちゃんお勧めの「明るい農村」といろいろ飲んだ。

鰻重



〆はもちろんうな重

といっても一人ひと箱とはいかにおいしくてももう食べられない。

でも、これだけおいしい鰻を食べると、もううな重は特上を食べるしかない。

うな重・特上(4400円)3箱注文。

 

特上はご飯の上部いっぱいにウナギが敷き詰められ、ご飯の中腹部にも敷き詰められているのだ。

このほんまもんのうな重を高齢者もよく食べた。

が流石に高齢者のおなかは満杯になった。

そして最後は幹事が責任を取った、というよりも役得で堂々と平らげた。

 

〆て44000円だったというが、おいしいものを食べて満足だった。

「湖吟」さんのうなぎには皆脱帽だった。

よい打ち上げができたと上機嫌で琵琶湖湖東の旅の打ち上げ式を終えた。

 

来年はいとこ会男子部の10回目となる記念の年だ。

皆、元気で迎えたいと誓って別れた。

 

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