今年(2014年)の従兄弟会は上高地。
我々兄弟は岡山から新幹線で名古屋、名古屋から中央線で松本に行く。
東京の3人は長野新幹線で来る。
上高地は初めてだったので期待が膨らんだ。
集合したのは松本駅、午前11時過ぎ。
早速、明治に建てられた洋風建築の重要文化財の開智学校(2019年国宝に指定)を見学し、その後、昼食。
昼食は勿論お蕎麦。
長老格の江戸っ子M(茨城で産湯を使い東京で育った)は上高地には30回以上来ているということで、この松本も詳しい。
特に蕎麦通であり、本日はお勧めの投汁(とうじ)蕎麦。
店の名前は「まつした」ではなかったかとうろ覚え。
投汁蕎麦は、味噌仕立ての鴨鍋又はとり鍋にお蕎麦をしゃぶしゃぶと浸けて食べる。
日本酒によくあって、一丁できあがり。
5人で2升近くは飲んでいるだろう。
午後3時前、宿の迎えのマイクロバスに乗って一路、中の湯温泉旅館まで約1時間くらいドライブ。
私は酔って寝ていた。
中の湯温泉は上高地の入り口の山の中腹にあるが、旅館はこの一軒のみだった。
ロビー前方に焼岳が屹立しているのだが、あいにく雲をかぶっていた。
旅館への上り口のところに「卜伝の湯」という外湯の秘湯があり、もちろん好奇心の強いわが従兄弟会の面々は旅館に着くやいなや、浴衣に着替え再びマイクロに乗り、「卜伝の湯」に入湯した。
「卜伝の湯」は暗い洞窟に湧き出ている温泉だった。
5人くらいで入るのがちょうどよく、貸切の秘湯を味わった。
ここの旅館はカラオケ施設がないということだった。
そこで私が持参したカラオケ一番が大活躍。
みんな大満足で12時前までカラオケ三昧だった。
Mが100点を出して大喜び、私が持参した賞品を授与した。
なかなか勝負強いやつだ。
みんな健脚なのに驚いた。
毎日一万歩を歩いている私だけれど、雨でぬかるむ道を歩いてくたびれた。
皆でケーキセットを注文。
写真は4人が注文したガトーポム。
これまでスイーツタイムなど考えられなかったけれど、やはり少々くたびれて甘いものを欲したのかもしれない。
しかし、我々が単なる酒飲み集団ではないことも証明できた。
これからはこういう企画も必要だと思った。
上高地バスセンターに宿のバスが迎えに来てくれて、松本駅まで送ってくれた。
路線バスに乗ると片道2450円ということだから、そういう意味でも中の湯温泉旅館を選択した価値は大きい。
幹事の功績大である。
といってもすべて旅なれたMの指示のようだ。
ざる蕎麦は大盛りのごとく量が多い。
人懐っこく、誰にでも声をかけるYが隣の客にそれは大盛りですか、普通ですかと尋ねた。普通と言うことを確認して我々も大盛りは無理だなあと普通を注文した。
そしてビール大瓶がでてきた。
ビールを注文すると大びんが当たり前に出てくる信州人のおおらかさに、酒飲み一同感動する。
本当に信州は食べ物がうまい。
特に蕎麦は本場、本物だ。
本当に土地も人柄もいいところだと改めて信州が好きになった。
東京に戻る従兄弟3人と岡山に帰る我々兄弟、来年の再会を約して帰路に就いた。
もちろん、昨年の従兄弟会は中止。コロナ以前が懐かしい、ステイホームの日々です。
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