魚河岸宮武の鮮魚料理に舌鼓(五爺が行く 食べ歩き、飲み歩き 京の冬の旅その3)

 

宮武 おつくり盛り合わせ




再び歩いて、臨済宗相国寺に行く。

今年の京の冬の旅非公開文化財特別公開を拝観するのだ。

法堂・方丈を一回りする。

法堂の天井に向かって手をたたくと天井の龍の図から鳴き声がするというので、皆さん並んで手をたたくが、私には鳴き声は聞こえなかった。

それから少し離れたところから見ていると、60前後の女性が熱心に手を打って耳をそばだて、「聞こえる、聞こえる」と叫んでいたので、もう一度やってみてと所望すると、再び手を打って「聞こえる」と叫んだ。

が、私には聞こえなかった。

相国寺

京の冬の旅は、なかなか商売上手な京都寺院の様々な趣向が観光客の心をくすぐる。

 

今宵は丹波口の「魚河岸宮武」での夕食。

夕食までまだ時間があるのでとりあえず、ホテルに戻る。

今日もホテルの傍のカラオケ店に情報収集。

昨日は2時間のカラオケで2400円と聞いて断念した。

それなら1時間で切り上げようと衆議一致して、再びBちゃんと私が行った。

受付嬢の話では1時間だったら1ドリンクが付いて1300円ということで即決した。

それから出発まで各自ホテルで一休み。

 

午後5時ロビーに再集合。

嵯峨野線で丹波口駅まで行き、徒歩で「魚河岸宮武」にて夕食。

幹事の話では宮武はランチでも行列ができるほどの人気店。

ディナーでも高評価。

京都の知り合いが勧めてくれたと期待が膨らんだ。

宮武 お品書き



入り口を入るとお店の大将がにこやかに迎えてくれた。

今夜は6000円のコース料理。

お刺身はよこわ、ほうぼう、金目鯛、活きたこ、職人の包丁さばきが見えるように生きのよい魚が光っていた。

真鯛の西京焼き、ホタテ貝柱ときのこのバター炒め、たらホイル蒸し、寒サバ竜田揚げ、天然ハマグリお吸い物、おまかせ寿司、デザートと満足、満足。

お酒が進んだ。

生ビール、日本酒2合と焼酎ロックを5~6杯頂いた。

私はすっかり平らげたが、MちゃんとHちゃんはお寿司を持ち帰った。

 

宮武の大将が玄関外まで送ってくれた。

帰り道はかねて計画したカラオケに寄って1時間ほど5爺は肩を組んで歌った。

今年も楽しいいとこ会男子部京都旅行が過ぎて行った。

 

火曜日 午前7時前に鴨川に向かって歩いた。

鴨川の手前に小さな川があった。

説明板があって、高瀬川とあった。

京都の豪商角倉了以が1600年代に作った人工運河で平底船の運送船が往来したとあった。

鴨川を渡り、橋の反対側に回って引き返すことにした。

ホテル方面に歩いて行くと反対側を歩いていた時には気が付かなかったが、今朝の朝食をとる朝ラー(朝ラーメンの略のよう)の第一旭を見つけた。

第一旭 入口



弟が作った行動表には、第一旭は朝6時から営業しており、朝から行列のできる人気店とあった。

弟に電話して、お店を見つけたこと第一旭には行列はなかったことを報告し、朝ラーの参加者への連絡と出発時刻を打ち合わせた。

ホテルに戻り、8時過ぎ再びフロント前に集合。

本家のMちゃんは昨日いただいてきた、お寿司を食べるということで不参加。

Bちゃんとはまたまた電話が通じなかったという。

また爆睡中だろうと無理に起こすことはしなかった。

Hちゃんは昨日お寿司を持って帰ったが、ラーメンのほうが食べたかったのだろう、ロビーの椅子に腰かけて待っていた。

 

第一旭はホテルから歩いて10分と掛からない。

待つこともなくすぐに入店できた。

待ち時間なしで入れるのは大変ラッキーのようだ。

数人の先客があり、我々の後にも次々と客が入ってきた。

店員は大きな声でしっかりと伝えながら、丁寧な接客態度だった。

私たちは3人ともラーメン普通890円を頼んだが、出てきて、ちょっとびっくり。

やや太麺、驚いたのはチャーシューが5~6枚はいっており、その上に九条ネギが一塊で乗っていた。

まるでチャーシューラーメンとネギラーメンを一緒に注文したような具合。

ボリュームが凄い。

ラーメン普通でこのボリューム



Hちゃんは麺を食べることをあきらめてチャーシューとネギとしなちくを食べ、お汁を平らげていた。

我々兄弟は完食したけれど、高齢者には、もう少し、軽くて、淡白、昔ながらの和風ラーメンが懐かしかったが、若い人には喜ばれるだろうと思った。

 

渉成園 大変立派なパンフレット


ホテルに戻りそれぞれ帰り支度を整えてから、10時前に5人そろって東本願寺別邸渉成園に歩いて行った。

渉成園までは10分ちょっと。

渉成園の庭を一回りしてから、京の冬の旅で特別公開をしている「園林堂」を見学する。

渉成園 園林堂 チケット


時間を決めて説明があり、説明を聞いた後、堂内を見学する。

説明者はこの文化財の価値を愛おしんでいる姿が見られたが、若干独りよがりな説明で、自分の説明に自分で笑ったりして満足感に浸っているようだった。

今回は棟方志功の襖絵が目玉だったが、暗すぎるのと、見せる展示の工夫が見られず、少しがっかりだった。

棟方志功襖絵 パンフレットより




11時前にホテルに戻りチェックアウトし、京都駅の地下街に向かった。

お昼は昨日見つけた「金沢うまいもん寿司京都ポルタ店」に行く。

開店は11時から、10分前に到着した。

すでに10人以上の行列ができていた。

 

多分中国系の人たちのように思った。

私は初めてだったが、弟は上野松坂屋で夫婦で20000円くらい食べたといい、高級回転ずしということだった。

お寿司を運ぶベルトコンベアーが二段になっていて、下のコンベアーはお店の方で計画して握ったお寿司が順々に運ばれてくるいつもの回転ずし。

上のコンベアーは客が特注したものが運ばれてくる。

こちらは超特急でビューとやってきて皿をとると台車がまたビューと戻っていくのだった。

こんなに食べた



値段は1貫~2貫で300円~700円くらいだった。

生きのいい新鮮なお寿司は美味しい。

やや小さめの握り、マグロ、鯛、イカ、エビ、カニ、たこ、貝柱等々手当たり次第に食べた。

もちろん、ビール、お酒、焼酎ロックといつもの通り。

楽しい旅も終わりに近づいた。地下街ポルタを歩きながら。



そして、次回の旅行プランの協議。

次回案は伊豆大島案や、鹿児島知覧特攻平和館や甑島(こしきじま)探訪、島根出雲を訪ねる旅等々、皆、勝手放題に提案して、この短時間ではまとまろうはずがない。

次回は東京組が幹事なので幹事一任ということになり、今回も楽しい旅の思い出ができあがった。

それにしても、この会はどのように終わっっていくのか、いつかはというよりも、もう先は長くはない。

別れの握手をしながら妙にさみしくなった。

 

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