新発見、再発見、オキナワ 終活の旅(パート1)

ホテルの庭に咲くハイビスカス

11月14日(月)、今日から沖縄4泊5日の旅。

全国旅行支援が始まり、3年9か月ぶりの沖縄旅行だ。

 

午前6時30分過ぎ、車で岡山空港に向けて出発。

7時20分頃第4駐車場に到着。ここは空港の建物から少し離れているが無料でとても広い。

前回、夜暗くなってから岡山空港に戻ってきて、置いた場所がわからなくなって往生したので、今回は駐車場所の位置や周りの風景をカメラに収めた。

 

JALの受付カウンターに行くと多くの旅行者が荷物をを預けるため行列を作っていた。

岡山空港では滅多に見ない光景だった。

荷物を預けて二階の保安検査場に行く。

待合室に入る前に、ゲート横にあるサンマルクカフェでコーヒーとサンドイッチを買う。店員が「コーヒーは持って入れます」と教えてくれた。

 

検査ゲートを無事通過すると保安検査場の女性職員が

「すいません。コーヒーを一口飲んでください。」と指示した。

カップの口を開けて、口をつけるとすぐに「オーケーです」と了解された。

新発見だった!

以前は保安検査場の外で買ったものは持ち込めなかった。

自分で毒見をすれば、不審物は入っていないということで持ち込めるようになったらしい。

 

座席は満席。

長いコロナ禍で私たちを含め、人々は満を持しての、多分、全国旅行支援による沖縄への旅だろうと思った。

ただ、思ったよりも高齢者の姿は少なく、私が見た限りでは高齢者は2割ほどだった。

若いカップル、生まれたばかりの赤ちゃんから小学生までのファミリー層が多くを占めていた。

那覇空港到着ロビーにはこんな船が



 

午前8時15分岡山空港離陸、10時30分那覇空港到着。

今回はガリバーレンターカーで車を借りる。

JTBでホテルと航空券とレンタカーを申し込んだが、レンタカーは予約が取れず、別途独自でガリバーに予約したのだった。

 

ガリバーレンタカー那覇新都心店は空港から少し離れたところにあった。

車を借りる手続きをしていると免許証を見て職員が「あっ、お客さん70歳を過ぎているんですか。」と声を発した。

「もう後期高齢者、75歳だよ」と答えると

「うちでは、70歳以上の方はお断りしているんですよ。

でもここまでこられているんで、免責補償保険に加入していただければお貸しできます。

但し保険料は1日1650円です」ということで、否も応もなく了解。

これも新発見だ!

今回お借りした車 後期高齢者が乗っているとは思えない



それでも新車で、ハイブリッド。

ナビとバックカメラがついて、32750円+免責保険料8250円=41000円はお安いのではないかと思った。

 

ぴかぴかといっても8000キロくらい走っていた。

新車のレンタカーの運転者は車を傷つけてはいけないと慎重になり安全運転に心がけるので、よいかも知れないとも思った。

資料館屋上から見た平和の礎



11時過ぎ我々は、3年前の前回、雨が降り出して断念した沖縄県平和祈念公園を目指した。

ここは3度目の訪問。

平和の礎で郷土出身の戦死者の氏名を確認したいというカミさんの希望だった。

あの太平洋戦争での沖縄戦の戦死者は軍民合わせて20数万という。

沖縄戦で亡くなった戦没者の氏名を刻銘した記念碑が国別、都道府県別に立ち並んでいた。

 

誰が発案したのか、訪れる人の心に残る事業だと思ったけれども、太平洋戦争に従軍した父親を持つ我々世代だから響くのかもしれないとも思った。

平和祈念資料館入口



それから、今日は沖縄平和祈念資料館を多くの修学旅行生と一緒に、割合、時間をかけて見て回った。

現代の高校生はどんな思いで見ているのか、その態度に関心を持った。非常に真剣に見ている高校生、足早に通り過ぎる高校生、皆いろいろな表情であるが、展示物を見ながら進むにつれ言葉少なになっていくのが印象的だった。

実物資料の持つ力に圧倒されたのだろう。

修学旅行にこういった体験を持つことの意味は大きいように感じられた。

 

資料館を出ると、午後1時をだいぶ回っていた。

 

食堂を探してやっとたどり着いたのが、平和園そば。

私はソーキそば650円、カミさんは沖縄そば500円を食べる。

平和園そば シナチクではなくへちま(多分)が乗っていた


食後に、ぶら下げられたメニューにバタフライピー200円とあったので、何かと問うと、バタフライピーという花を使ったかき氷ですとのことだった。

これも新発見だ!

 

「おいしいですか。」と聞くと、

「さあ、甘いですけど。」との答え。

商売っけの全くない素朴な答えに沖縄らしさを感じて、二人で注文した。

バタフライピーのかき氷の氷は粗めのがっしりした粒で、かき氷の原点のような、今は上品第一の優しいかき氷が多い中、骨太な氷だった。

バタフライピーのかき氷

写真のようなラベンダー色で、ほのかないい香りがした。

甘過ぎずかすかに酸味もありとてもおいしかった。

カミさんは完食したけれど、歯の弱くなった私は途中で断念してしまった。

ふがいないことだった。

 

食堂の奥さんが、残ったかき氷を紙コップに入れましょうかと言ってくれたが、非情にも私は断ってしまって後から、申し訳ないことをしたと悔いた。

しかし、沖縄の人の骨太で、素朴で、優しさを十分に感じられた一コマだった。

優しい沖縄再発見だ!

 

ホテルではこんな花が迎えてくれた。

それから、本日から4泊5日で滞在するルネッサンスリゾートオキナワに向かった。ルネッサンスにはこれまで7回くらい泊まった。

お気に入りのホテルだ。

 

ホテルエントランスを入ると以前は広いロビーの真ん中に池があり熱帯植物や実物のオウムなどが配置され、南国に来た雰囲気だったが、今回は改修されていて、池が取り払われて二基のエレベーターが設置されていた。

以前から3基あったので、エレベーターは5基になって、利用者の利便性を優先させたのだろう。

ただ、最新式エレベーターは上昇機に乗るときは必ず首からぶら下げた部屋のカードキーをエレベーターの受信口にタッチしないと動かない仕組みとなっており、旅行者は最初、皆さん戸惑っていた。

これも新発見だ!

 

このホテルにはかっては沖縄唯一と謳っていた温泉があり、それも人気の理由でもあった。

早速、その山田温泉に入浴。

熱くもぬるくもない、本当に適温適湯が心地よい。

湯船で眠ってしまいそうになる。

 

今夜はホテルの別棟にある「海風(うみかじ)」という炭火焼レストランを予約。

 

木曜日にはカジュアルダイニングのセイルフィッシュカフェで沖縄の宴というショーがあるというので、木曜日の夜を予約した。

JTBのプランで1回のディナーが無料となるという説明があり得した気分になった。

ただし無料対象のレストランは限られ、海風は無料対象外。

 

海風にはホテルのビーチから橋を渡って人工島に行く。

オリオンビールとモズク酢



「海風」では先付にもずく酢が出た。

野菜5種盛り合わせ750円

エビや魚介の盛り合わせ3400円

牛、豚、鶏盛り合わせ3800円。

料理の写真生ビール2杯ずつ、もちろんオリオン、などをいただく。

JTBの10%割引が適用されて合計10620円。

これを沖縄彩発見地域クーポンで支払った。

満足の行く初日の晩餐だった。

 

地域クーポンは二人分で24000円あるのでまだまだ使えそうだ。

 

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