全国健康保険協会(協会けんぽ)から健診の案内があり、カミさんが受診した。
わたしは、受診しなかった。
私が今年度受診しなかった理由の一つは費用のこと。
私が属しているのは上記した協会健保。退職老人となってからも、任意継続で加入している。
その生活習慣病予防検診は、現役時代と同様の内容だ。
一般検診として、診察等、身体計測、血圧測定、尿検査便潜血反応検査、血液検査、心電図検査、胸部レントゲン検査、胃部レントゲン検査が行われ、自己負担額は最高7038円となっている。昨年度受診した時はオプションを除いてもこれくらいかかったと思う。
これは年金生活者にとってはなかなか重い金額だ。
二番目の理由は検査内容が重複していること。
私は脂質異常などの持病があり、主治医のところで、定期的に検査を受けている。
この検査項目の多くが生活習慣病予防検診と重複する。
現役時代は気にもとめなかったが、これは無駄なことだと思うようになった。
検査を受けないことにした三番目の理由は、手続きがややこしいことだ。
1 受診を希望する健診機関に予約する。
2 生活習慣病予防健診申込書に必要事項を記入する。
3 協会けんぽに申し込む。
(後日健診機関から案内が届く)
4 健診を受ける。
手続きの仕方を頭にいれるのが一苦労だったのを思い出す。
被扶養者に当たるカミさんの場合は手続きがシンプルだ。
1 受診券を申請する。
2 受診券をうけとり、
3 健診機関に予約する。
健診機関として、地域の自治体が実施している住民検診も受診可能だという。
(私は健保本人なので、住民検診を受けることはできない。)
私の住んでいる自治体は、住民健診が充実していることで知られている。
眼底や心電図、尿酸値、クレアチニン、eGFRなどの検査もあるのが気に入っているようだ。
健診の費用だが、特定健診だけだと、個人負担は0円だった。これは驚くべきことだ。
今は検査結果が届くのを首を長くして(?)待っている状況。
色々書き過ぎて複雑になってしまったが、要するに、無駄を省いて健保や本人の負担を減らし、検査を受けやすくすること。
そして多くの人が検査を受けることで、病気を防ぎ、結果として健保の健全な財政につなげることが大切だと思う。
検査機関が健保を食い物にしているとは思いたくないが、世界に冠たる健康保険制度がいつまでも維持されるように、願うのである。
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