「あー、カープ10連敗」

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夏の花 夾竹桃

 

 

今年のカープは開幕から不振が続きやきもきしたが、4月19日からのDeNA戦で3連勝し、上昇気流に乗った。

特に5月3日からの巨人戦2勝1分けとすると以後、交流戦に入るまでカード負け越しなし。20勝4敗1分け破竹の勢いで、負ける気がしない試合が続いた。

テレビ桟敷ではいつも9回までには逆転してくれるさと思っていたし、真実その通りになっていた。

そして交流戦を迎えた。

 

ところが交流戦は5勝12敗1分けと大きく負け越し最下位となった。

そして交流戦後は勝ち星なく1分けを挟んで10連敗という奈落の底の成績となった。

まさにジェットコースターの前半戦となった。

 

しかし振り返ってみればカープファンとして、この3年間はまさに幸せな3年間だったではないか。

少し幸せのおすそ分けはしなければならないだろう。

 

考えてみれば、この3年間、カープには投打の軸、精神的支柱がいた。

黒田、新井、丸だ。

ベンチにいても投げても打っても頼もしく、抜群の安定感がチーム全体の信頼感に繋がり、いい意味の緊張感と安心感で逆転の広島を演出してきた。

 

今年その役割は多分、鈴木と大瀬良に託されていたのだろうが、いかんせんまだ若すぎた。

荷が重すぎた。

新井や丸がいた頃、あれほど自由奔放に見えた鈴木の打棒が小さくなった。

 

無理もない、鈴木と同等か、それ以上の打者は彼以外にいないのだから。

重圧は鈴木にすべてかかり、打ってほしい場面で決勝打が打てなくなった。

 

大瀬良も確実に勝ち星が計算できる投手だったはずなのだが、6月5日西武戦の勝利を最後に、6月12日日ハム、6.19日ロッテ、6月28日DeNA、7月5日阪神と連続4試合勝利していない。

あの安定した大瀬良はどこに行ったのかと残念でならない。

 

素人が口幅ったいことを言うようだけれど、これだけ負けると何か意見を言いたくなるのが人情というものだ。

ここだけの話、私の感想を述べてみたい。

 

ここまでの負けっぷりを見て来ると、もう3連覇のスタイルは変えるべきだと思う。

元々カープは機動力野球を標榜してきたチームだ。

それが逆転のカープで打棒に頼りすぎてしまっているのではなかろうか。

以前から感じてはいたが、緒方采配にバントが少ない気がする。

2塁へ選手を立たせることを優先する野球が今必要ではないか。

 

ヒットエンドランやスクイズなども少ないような気がする。

長打率セリーグ5位に沈んでいる中、今のところは2塁塁上に立って相手を脅かす野球に徹する、3塁塁上に立てば決死のスクイズを敢行するなど、1点を取りに行く野球に切り替える勇断が求められる。

 

王者の野球が最も魅力的だが、まずは先に一点を取って投手陣を安心させてほしい。

何かが狂いだした今こそ、機動力野球、守りの野球の原点に立ち返ってほしい。

 

守備の乱れ、選球眼の乱れも目に付く。

打つだけの野球ではない、本来のカープの野球が見てみたい。

 

 

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