歯科医院は受難の時代

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私の家の周囲1キロメートルの範囲内に歯科医院が4軒ある。

恐らくこの範囲の居住人口は5000人程度、近隣地域の人口を加味してもせいぜい1万人というところだ。

それでいて歯科医院が4軒では素人目にみても競走激化、苦しい時代なんだろうなと思ってしまう。

 

私の受診する歯科医院は自宅から一番遠いところにある。

元々は一番近い歯科医院に行っていた。

近くて患者が少なくて待ち時間がほとんどないのがよかったが、無骨な医師の、従業員や家族に対する上から目線の言葉遣いが嫌になって、そのことを家族に話すと妻も息子も今の歯科医院を勧めた。

それから10年以上通院している。

 

この歯科医院、私の知る限りチョー人気歯科医院だ。

予約制だけどいつ行っても待合室はほとんどいっぱいである。

何が違うのだろうか考えてみた。

 

まずは当然ながら技術力だ。

的確な診断の上に、テンポ良く、鮮やかに治療が進む。

そして医師は新しい治療法の研鑽に努め、医科との連携を進め、インプラントなど保険適用外の治療法にも積極的に取り組んでいる。

 

何より、治療内容や治療の進め方を丁寧に説明する姿勢に好感を持つ。

従業員との関係もフェアで気持ち良いなどなど人気が集まるのは当然だ。

 

多分どこの歯医者さんも、大変な危機感を持ち、様々な取り組みをしておられるのだろう。

ただ、待っていても患者はやってこない。

医師自身の技術力はもとより人間性や親近感、説明力や説得力など様々な魅力を伝えて行く中で、選ばれた歯科医院か生き残る時代なのだろう。

 

今の歯医者さんは日本の競争社会の最先端を走っているような気がする。

同情を禁じ得ない。

 

写真は先日訪れた彦根城の庭園です。

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