叉来のそばにしたつづみ。-全国旅行支援が始まった。さっそく温泉一泊旅行にいってみたーその2

ダムから見た砂湯


次の日、朝5時前に目が覚めた。

外はまだ真っ暗。

しばらく寝床でスマホのニュースを読む。

カミさんが起きたので、お茶を入れてもらい、宿で出されたハンザキサブレを分けて食べる。

ちなみにハンザキとはサンショウウオのこと。

山椒風味でとてもおいしい。

 

6時過ぎに毎日欠かさず続けているウオーキングに出る。

外は小雨が降っていた。

宿の傘を借りて、湯原ダムの堰堤に向けて歩く。

堰堤の下に湯原温泉の名所「砂湯」があった。

今朝は雨模様で肌寒く、流石に誰も入っていない。

誰もいないので中まで入ってみた。

脱衣場に「混浴なのでタオルなどで下半身を隠すように」と注意書きが貼ってあった。

湯原ダム

人っ子一人おらず、小雨が降り肌寒かったので、ひと風呂浴びたかったけれど、あいにくタオルを持っていなかったので入るのをやめて堰堤直下まで歩いてから引き返した。

コートを着て傘を差した女性に一人だけ会った。

 

カミさんからこれから歩くと電話がかかってきて、カミさんと合流してしばらく一緒に湯原温泉を歩いたが、すっかり冷え切ったので、途中から私だけ宿に戻った。

それから、朝風呂。

朝風呂には先客が一人、和歌山県から来たと言った。

 

朝の4時30分に和歌山県を出発して午後4時過ぎにこのホテルに着いたという。元気な高齢者だった。

先客は先に出て、温泉を独り占め、いい湯だなと鼻歌が出た。

部屋に戻るとカミさんも戻っていた。

部屋の鍵が開いていたと注意を受けた。

年寄は掛けたつもりが掛けてないそんなことを繰り返す毎日だからさして驚かない。

 

それから、朝食会場に行く。

今朝は8時から朝食。

昨夜と同じ場所で同じテーブルだ。

旅館でバイキングは落ち着かなくて、シティングで食べるのがいい。

食事も紅鮭、煮物、湯豆腐など特別なものはないけれど、料理人の確かな腕を感じる食事だった。

朝食の定番、焼海苔や納豆がないのは、料理を端折らないということか。

こんなところにも料理人の意気込みが伝わってきた。

 

 

食事を終えてから、カミさんが温泉に行く間、再びベッドでウトウトした。

今日は特に行くところはなく、関心はお昼をどこで食べるかということだ。

第一の候補はこれまで何度か店先まで行ったが行列が大勢だったり、売れ切れだったりで食べることができなかった蕎麦の「悠庵」だった。

食事後は、道の駅「風の家」によって、蒜山大根などの野菜を買って帰ろうということになった。

 

ただ、スマホで確認すると、「悠庵」は休業と出ていたので断念して、以前行ったことのある「そばの館」に向かった。

そばの館は道の駅の向かいにある。

昨年は新しく建設中だった。

 

ただ、着いてみるとお昼時というのに駐車場には車が1台もない。

店も灯りがなく閉まっていた。

定休日は水曜日とあったが、今日は火曜日、臨時休業だったのかと不思議だった。

 

とりあえず、道の駅で買い物だけは済まそうと野菜市場をのぞく。

蒜山大根、富有柿、とろろ芋、たもぎだけという珍しいキノコなど買う。

タモギダケ、てんぷらやみそ汁で大変おいしくいただいた



 

再び、スマホで、蕎麦屋を探す。

叉来という蕎麦屋が近くにあり、評判もなかなかいいということで即決。

道の駅から10分もかからないところにあった。

叉来 入口付近

午後1時前だったが、私の車を入れると満車になった。

入口に数人待っていた。

立っていた老婦人が中に入って順番の紙があるからそれに書くんですよと教えてくれた。

私が4番目の順番だった。

すぐに受付終了になった、あぶないところだった



20分ほどしたら本日売り切れの紙が入口に貼られた。

それから私たちの番になり入店した。

店内にはもう大きなストーブに火が入っていた。

大きなテーブルは真ん中に囲炉裏があり、炭が入っていたが火はなかった。

テーブルの向かいには一組の老夫婦が食事をしていたが大きな衝立で、顔はわからなかった。

 



女将さんがそば茶を運んできた。

蕎麦は冷たいざるそばと温かいツユにつけ麺で食べる2種類という。

我々は冷たいざるそば、私は大盛りを頼んだ。

叉来のざるそば


私は蕎麦には目がない。全国といっても限られた全国ではあるが、蕎麦屋があればよく食べる。

平均的にはやはり信州で食べる蕎麦は、どこも美味しい。

蕎麦はそれぞれの店で、柔らかさ、硬さ、噛みごたえ、香り、細い、太い、打ちあがった蕎麦の表情・気品などや蕎麦を打つ時、打った後の湿度や温度の変化等々大変繊細微妙であり、同じお店でも、いつも同じ品質を保つことは不可能だろう。

そして、食べる方の体調なども味わうことに神経質につながっていると思っているので、単純な比較は到底できないが、叉来さんの蕎麦は今まで味わったことのない、職人の頑固な主張が伝わってきた。

多分、それはしっかりとした跳ね返ってくるような噛み応えが職人の主張なのだろうと思った。

 

といってのど越しも誠にシンプルに通っていく。

「こりゃあうまい」と口をついて出た。

ツユも甘味を排した私の好みのツユ。

大ざるがあっと言う間になくなった。

 

カミさんが店主に「どこで修業されたんですか」と問うた。

店主は「私は勉強嫌いなもんで、全部独学です」と毅然として言い放った。

私は後から言うのもなんだけど、この蕎麦は独学だろうと思っていた。

それほど、そばが屹立していた。

 

一泊二日の短い旅だったけれど、なかなか充実していた。

 

ちなみに「菊の湯」の支払いは

一泊二日二人で飲み物も入れて38620円のところ、

晴れ旅応援割(全国旅行支援岡山県版)で10000円値引き、

またクーポン二人分6000円のうち4000円を飲み物代に充てて差し引き24620円だった。

(クーポンの残り2000円は、風の館で野菜などを購入するのに使用)

 

やはり、全国旅行支援とクーポンはお得感で大満足だった。

もうすでに第二弾、第三弾の旅行を予約した。

 

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