すべてはアンダーコントロールから始まったⅡ

 

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梅が満開、春が来た



日本オリンピック組織委員会森会長の「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかります」「女性っていうのは競争意識が強い。誰か一人が手を上げて言われると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」などという発言をめぐる辞任劇は、後任に盟友で組織委員会評議委員会議長の川淵三郎Jリーグ初代チェアマンに決まりかけたが、その内幕をはしゃぎすぎの趣で川渕さんが報道陣に伝えたことから、旧態依然とした会長職の密室劇という四面楚歌の批判を浴びて、内諾を辞退するというお粗末な結果になった。

 

女性蔑視発言にしても、密談とおしゃべりにしても時代感覚が全くない古色蒼然とした世界の遺物の風景を発信して、内外から批判されたのは当然といえば当然のことだった。

そして、会長職の人選は混迷を深めている。

菅首相の「会長は若い人か女性がいいのではないか」という発言もあり、川渕会長案は一夜でひっくり返った。

女性がいい、若い人がいいということは別にして、いずれにしても手続きにのっとった透明性の高い選任をすべきだと思う。

 

今日のモーニングショーでは候補者として、女性としてオリンピック金メダリスト高橋尚子、銅メダリスト小谷実可子、銀・銅メダリスト有森裕子、銅メダリスト橋下聖子、銅メダリスト山口香などがあがっていた。

 

男性では、前スポーツ庁長官、金メダリスト鈴木大地、現スポーツ庁長官、金・銅メダリスト室伏広治などの名前が挙がっていたが、もう一人あの安倍晋三元首相の名前も挙がっていたことにびっくりした。

 

コロナウイルスといい、会長辞任のドタバタ劇と言い、そして一昨日の福島・宮城の震度6強の激震といい、私はこういう事態のすべてが、あのアンダーコントロールが元凶であると思えて仕方がないのだ。

 

言いがかりのようにも聞こえるかもしれないが、あのアンダーコントロールという大嘘こそが今日の事態を生み出したことは間違いないではないか。

コロナウイルスだって、オリンピックの開催国でなければ、開催を意識せずに打つ手もあったというものだと思う。

その張本人を担ぎ出そうという。

一部だけかもしれないが待望論があること自体信じられない思いでいっぱいだ。

 

あの御仁は、調子のいい時は我田引水でラッパを吹くけれど、究極、困難が予想されだすと、おなかが痛くなるのだ。

そして、責任を口にしたことを忘れて任務を放り出してしまうのだ。

 

しかし世の中には何とお人好しが多いいことか。

森友も加計も桜を見る会も、河井問題も、さらに検察までも権力の手中に取り込もうとしたことも忘れて、シンゾーさんを待望するという心境は理解しがたい。

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