3年ぶりに、東京・千葉方面に旅しました(一日目)


5月23日(月)午前5時過ぎ起床。今日から3日間、東京千葉に旅行する。

2泊以上の旅行は2019年が最後で、それからは新型コロナ騒ぎで、旅行は控えていた。

2019年は2月に姉弟4人と連れ合いを連れて6人の沖縄旅行が3泊4日、6月にはいとこ会男子部の5人組での五島列島の旅3泊4日、10月に夫婦で東北旅行4泊5日とコロナを予感するように旅に出たのだった。

 

 

 

岡山空港に到着して、サンドイッチでも食べようと思っていたが、空港のコーヒーショップは午前7時からだった。

我々の飛行機は岡山空港7時15分発で、すでに搭乗手続きが始まっており、7時まで待つ余裕はなく搭乗手続きに向かった。

 

JALを使う場合は1000円高いクラスJを使うことが多い。

1000円で視野が広がる窓際で眼下に広がる海、町、山野を眺めながら、遊覧飛行をしているみたいとカミさんはご機嫌だった。

席数の少ないクラスJは満席だったけれど、普通席は3割程度だった。

10時35分に羽田空港に到着。

 

今回はコロナ禍のため義兄の葬儀に参列できなかったので、少し落ち着いてきたこの時期に故人を偲ぶ会ということで姉弟が集まることになった。

場所は千葉の姉の自宅。

 

 

11時30分過ぎ姉宅に到着。

姉二人と弟夫婦、姉の長女と私たち夫婦の7人がそろった。

姪は高齢者の集まりを心配して都内から助っ人に駆けつけてくれたようだった。

 

亡義兄はT大卒で日本のトップ企業に入り、日本の高度成長期に精力的に働いた。

我々兄弟は𠮟咤激励され、経済的支援も受けながらようやく一人前になることができたのだ。

大の恩人なのだ。

義兄は42歳で病に倒れ、不自由な体に鞭打って定年まで働き、関連企業の役員にまでなったが、心中は察するに余りある人生だっただろうと思う。

俊英でもあったが、大変な根性の持ち主でもあった。

何とか65歳まで働いたが、繰り返し襲われる病に矢折れ刀尽きて、晩年は施設での生活となった。

 

コロナ禍の施設暮らしは、家族とも直接会うことはかなわずリモート面会に終始していたと聞いた。

でも、最後の2週間は病院に入院することができて、妻や子の手厚い看護の中で死出の旅路に着いたという。

コロナ禍で施設で亡くなった場合は、遺体に会うこともできずに火葬場で骨上げをするだけだったというケースも聞いたことがあるが、妻や子の看護する中で、お別れできたことは本当に幸いだったと思う。

 

と言いつつ、偲ぶ会は姪が持参してくれた白ワイン2本を、今日空港から運転をする弟を除く6人が飲み干し、その上に私はビールを所望したところキリンのクラフトビール「豊潤」が出てきてご機嫌で、よく飲んだ。

お料理はトロ尽くしの極上のにぎり、スモークサーモンと生ハムにメロン添えの豪華な副菜に舌鼓を打ち会話が弾んだ。

 

午後2時過ぎ今日中に岡山に帰る弟夫婦を見送り、残った姉弟たちは今夜泊まる鴨川市に向かった。

姪は我々の宴の後の片づけを買って出てくれた。

よくできた姪たち(今日は参加できなかったけれど、もう一人、この旅を計画してくれた姪がいる)に感謝感謝だ。

鴨川館 アプローチ



午後6時ころ外房線鴨川駅に着いた。

今日宿泊する鴨川館のシャトルバスが迎えてくれて乗車した。

鴨川館は鴨川シーワールドの真向かいにあった。

旅館の駐車場はほとんど満車のように見えた。

千葉県も県民割が延長され、国のウイズコロナの方針が鮮明になってきつつあり、人の動きも活発になっているようだ。

もちろん私たちも同族であるが。

 

到着後はまずひと風呂浴びてと早速、地下一階の浴場に行く。

地下には男女日々交代で入れ替わる大浴場が二つあった。

それぞれ「安房八景の湯」「白糸の美肌湯」と名付けられていた。

湯船は温い湯と普通の湯と熱い湯の三つに浴槽が分かれていた。

露天風呂も熱い湯と中間の湯と温い湯があった。

 

露天風呂の熱い湯に入ったが、外に吹く風が冷たく、すぐに出てしまった。

温泉と銘打っていたが、泉質の効能書きがないことに気が付いた。

またお湯に温泉らしい独特のにおいやぬめりがなく、あっさりとしていたように感じた。

翌日の観光タクシーの運転手は、千葉県には火山がなく、本当の温泉はないと説明していたが、そういうことなのかもしれないと思った。

今日のメニュー



さて、食事のほうは、館内の個室料亭「よしだや」での会食。

大きなテーブルに椅子席。

貸し切りと言う感じで落ち着いて食事、会話が弾んだ。

私たちの担当の女の子は見習いの札をかけていて、お料理を配り終えると、ようやく覚えたセリフを頭の中で原稿を読むように言葉にしていたが、なかなか初々しくて、ほほえましかった。献立は写真に掲載した通りだが、おつくりの中央は大きないさき一匹が飾られ、その周りにマグロやタイ、アワビなど配置されていた。

イサキは地元でとれたてだろう。

赤みが光って、おいしくいただいた。

金目の煮つけ

かずさ和牛のローストは肉質の良い柔らかさが伝わってきておいしかった。

お昼たくさん飲んだので今夜は控えめに生ビール(中)、柚子酒など、私はそれに加えて、地元亀田酒造の大山千枚田と壽萬亀を飲んだ。

今日もよく飲みました。(続く)

 

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高齢者の安全運転のために 道路交通法の改正です

プリンセスシャーロットという名のアジサイ




昨年の4月、私は70~74歳を対象とする高齢者講習を初めて受けた。

運転免許センターの指導員の笑みを絶やさず、丁寧でやさしい態度が印象的だった。

 

でも、高齢者の運転事故は跡を絶たず、池袋の事故のように、運転する自動車の暴走で母子2人が死亡し大勢の負傷者を出した。

自分の運転ミスを頑迷固陋に認めず、自動車の車両異常を主張し続けた90歳の超高齢者のこの事故はまだ記憶に新しい。

 

私の町でも70代の高齢者が下校中の学童の列に突っ込んで死傷事故を起こした。

高齢者に対する法規制の強化は当然のことだと思うが、改正道交法の中身は、運転する高齢者によくよく配慮された優しい改正のように見えた。

 

高齢者に対する道路交通法の改正は今年5月13日に施行された。

改正の大きなポイントの一つは、高齢者の運転免許更新時に実車による運転技能検査が導入されたことだ。

いわゆる実車試験になるが、ただこの実車試験は、75歳以上で免許更新をする人のうち、誕生日の160日前までの3年間に信号無視や速度超過など一定の違反をした人に義務付けられる。

従って違反の無い人には実車試験はない。

違反をしたら実車試験がありますよという注意喚起は効果的だと思う。

高齢者同士の会話では実車試験を嫌う言葉をよく耳にする。

 

また、実車試験は繰り返し受検することはできるが、更新期間満了までに合格しなければ免許は更新されない。

認知機能検査により認知症と診断された場合は従来通り免許取り消しとなる。

結局、一定の違反を犯して受ける実車試験に受からない人と、明らかに認知症と診断された高齢者は免許が認められないということを明確にしたということでこれも当然のことだ。

メキシコ万年草だろうか、黄色い花が美しい




もう一つの大きなポイントは自動ブレーキなどを備えた安全運転サポート車(サポカー)に限って運転できる限定免許が導入されたことだ。

限定免許で運転できるのは、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)や踏み間違いや急発進などを抑制する機能を備えた車で、後付けの装置は対象外という。

ただ、対象車は4月21日現在国内メーカー8社、126車種、344型式(朝日新聞調)が販売されており、すでに標準装備になっているのではないかと思う。

 

この限定免許はオートマ免許と同じように、年齢にかかわらず誰でも選択取得することができるというが、限定免許を取得する直接的なメリットが見当たらない。

確かにあなた自身を守るメリットがあると言われればそうだけれど、安全運転サポート車に限って運転する限定免許を申請した場合には、これこれのメリットがありますということにならなければ、限定免許をわざわざ申請する必要は感じられないように思うのだ。

自動車メーカー各社は現在、安全運転自動車の様々な開発に注力しており、わざわざ限定免許と謳って導入せずとも数年もたたずにサポートカーが大半となり、オートマ車のように普及し通常免許になるだろうと思う。

ただ、運転を続けたい高齢者ならば、できるだけ早く安全運転サポート車(サポカー)に買い替えるべきだとは私も思う。

残留孤児ならぬ残留鴨。何が原因なのか、一羽残って何を思う



そして、サポカーは高齢者にとってより安全な車として、免許証返納以外の選択肢になるだろう。

とりわけ、山間部に住む高齢者に取って、サポカーによって、できるだけ長く運転をして、日常生活の支えになる暮らしが営めることは素晴らしいことだと思う。

その意味では高齢者が限定免許を申請した場合のメリット策として、例えば高齢者のサポカー購入補助金などの新設により、高齢者の安全安心の車の買い替えを支援すべきではないだろうか。

 

「こんな田舎で、車を手放してどうやって暮らして行けと言うのか」と子供たちからの「車を運転しないように」との説得に、嘆き怒っていた、叔父さんの顔が浮かんだ。

 

やはり超高齢社会を維持していくには最終的には自動運転車の普及だろうと思った。

 

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地方鉄道の路線廃止問題を考えてみた

山間の町をつなぐ芸備線の車両


今年に入り、JR西日本のローカル路線見直しのニュースが続いている。

見直しの俎上に上がっている路線の一つ、芸備線は私が生まれ育った東城町を通る鉄道だ。

広島市岡山県新見市の路線、安芸の国から備中の国を通るので芸備線というのだと思っていたが、今回調べてみると広島県内の備後の国の「備」に由来するとあった。

 

その芸備線区間の中で、特に広島県内の東城~備後落合間は収支率(費用に対する収入の割合)が0.4%で、100円を稼ぐために2万5416円かかるという。

JR西が公表した17区間30路線の中で最悪だという。

私も2019年11月に、高校の同窓会に参加した時に久しぶり利用したのみだ。

 

JR西によればこれまで採算路線の収益で、不採算路線を維持してきたが、引き続くコロナ禍による経営悪化の中、これまでのように不採算路線を維持していくことはできなくなっているという。

元々国有鉄道を民営化した時点で、こういうことが起こることは当然、想定の範囲だったはずであり、一民間企業に「収支だけで決めていいのか」と叫ぶ気には私はなれない。

ウォーキング中に雉を見かけた



もっとも、私は故郷を離れた人間であり、鉄道を失うことが住民にとってどういうことかと言われるとあまり語る資格はないのかもしれないが、記事の中で、住民の声として「芸備線は10年に1回ほど旅行で乗るだけ。利用が少なくなればなくなっても仕方がないのでは」とか「月に3回ほど通院で使う。列車がないと誰かに送り迎えを頼まないといけない」とか「一部廃止は仕方がないのではないか」と駅で待機するタクシー運転手の話や「バス通学になると定期代の負担が増えるので、このまま走り続けてほしい」という高校生の声を紹介しており、あればいいけれど、今のような状況ではなくなるのもやむを得ないという諦観した思いも伝わる。

 

政治家は「広島の他の線区で利益が出ていることを考えると、(芸備線の)赤字額はそれほど大きくない」と広島県知事が言い、岡山県知事は「できる限り、利便性を維持してもらいたい」と言い、鳥取県知事は「廃線を前提にした協議には乗れない」と言い、山口県知事は「区間ごとの数字で判断することなく、ネットワークを維持することをお考えいただきたい」と述べているとあったけれど、政治家の皆さん一様にとりあえずのポーズだけは示しておこうという姿勢だと思った。

 

中国地方ではすでに2018年に三江線廃線となっている。

三江線広島県三次市島根県江津市を結んでいた。

私の子供の頃は三江北線と三江南線に分かれていて、1975年に全線開通し三江線となったが、全線開通後43年で廃線になった訳で、税金の無駄遣いの典型とも言える。

雉の傍らには鷺が我関せずと立っていた



何よりも住民自体が鉄道を利用しなくなっていることは一日の平均乗車人数や収支率から明白であり、住民の声を伝える記事などからも住民自身もその問題性については気が付いていることがわかる。

存続に危機感を強めた沿線住民の会もできているようだけれど、冷静に現状を考えるべきだ。

地元市長は利用者増の促進を訴えていたが、とんだ見当違いとしか思えない。

一日往復3本程度の運行で、誰が考えても利用者は増えるはずもないし、過疎化の進行はとどまることを知らないのだ。

タピアンだろうか、紫のグラデーションが美しい



こうした中で、高速道路網の整備や国・県道路の整備も進んでおり、高速バス網、路線バス網、コミュニティバス網などバス網の利便性を上げ、JRからは廃線に伴うバス網充実化のための協力金(赤字額の10~20%程度?)を年限を切って提供してもらうなど現実的な課題解決に取り組むべきだと思う。

 

東城の高速バスは目的地までの途中下車はできないことになっている。

例えば東城バス停で大阪行きの高速バスに乗っても伯備線の拠点駅である新見駅では下車はできないということだ。

山口県知事の言う鉄道のネットワークではなく鉄道とバス網のネットワークができていないのだ。

もちろん今は東城~新見間の路線バスはない。

また、かってあった路線バスの多くの路線が廃止されており、自治体のコミュニティバス自治体の提供する乗合タクシーが中心になっており、バス網のネットワーク化も十分検討されているとはいいがたい。

鉄道を廃止するというならば、バス網の再構築と県域を越えた鉄道拠点駅とのネットワークなどを組み合わせて、どのような効率的で便利な仕組みができるのかを検討して住民に示すべきではないだろうかと強く思う。

 

そして、あと10年もすれば自動運転車が普及して、高齢者も免許返上せずに利用できるようになる日がくれば、過疎地の交通体系も大きく変革するのではないかと夢想した。

 

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家庭菜園のすすめ 夏野菜スタートしました

毎日のウォーキングコースのつつじロード。このころになると夏野菜の植え付けが始まる。


今週に入って夏野菜の植え付け、種まきを始めた。

5坪ほどの小さな家庭菜園だが、じいさんの農作業はボチボチ、ほぼ1週間かかった。

お百姓さんからすれば、ままごとみたいなもんだろうけれど、鍬を振るい、スコップを振り回すと肩や腰が痛む。

もう20年以上家庭菜園をやっていて、植えたものや、播いたものが芽を出し、花をつけ、実をつけ、食卓に乗って食べる。

新鮮さは何処の八百屋にも負けない。

そして、おいしいと来たら、趣味と実益と言うけれどこれほどの有益性、お得なことはほとんど実社会では経験できないと言っても過言ではないと、長い間生きてきた実感である。

 

ただ、野菜が嫌いな人にはこの喜びを味合うことができないのは残念至極だ。

取れたての野菜はとれたての魚と一緒である。

新鮮さがうまいのだということは、自分で育て、収穫し、食べることで実感できる。

トウモロコシ。種まきして、黒フィルムで寒さや雑草対策した上に不織布をかけたのは蒔いた種子を鳥から守るためで。



柔らかいモロヘイヤの葉っぱからでてくる驚異の粘りからは生きる力をもらう。

10センチほど育ったきゅうりの甘味に包まれたしゃきしゃき感に「うまい!」と声を上げる。

とれたての甘いトウモロコシを味わう最上の幸福感は自家栽培でないと味わえないと思う。

トウモロコシの糖度は時間の経過とともにどんどん落ちる。

野菜も、時間がたてばたつほど、嫌な臭みが増していくので、とれたてを知らない人は、本当のおいしさを知らないと思う。

茄子とピーマン



さて今年植え付けた品種は今までのところ、

なす(2)、キュウリ(3)、オクラ(2)、万願寺しし唐(1)、伏見甘長しし唐(1)、ミニトマト(1)、ゴーヤ(5)、ピーマン(2)、

 

モロヘイヤとトウモロコシは種をまいた。

 

家庭菜園は自分たちの食べ量を測って植え付けるので、収量過多になることに注意を払っている。

始めたころは、多く植え付けがちになった。

取れ過ぎて近所に配って歩いたこともあったけれど、今の時代、野菜をもらって喜ぶ人は少ないということが分かってきて、珍しいもの以外はあまりお節介はしないようにしている。

 

夏に一番人気なのはゴーヤで、ゴーヤ好きな人には大変喜ばれる。

ので、わが家では例年5本以上植えるのだが、今年は諸般の事情で5本とした。

これで夏中、3人家族の朝のゴーヤジュースを賄え、おすそ分けもたっぷりできる。

ただ、ゴーヤは嫌う人もあるので押し付けないように、「ゴーヤは嫌いな人も多いのですが、お好きでしたら取りますよ」とゴーヤを見て、話しかけてくる人に声をかけるようにしている。

 

家庭菜園のわたしの留意点

 

①できるだけ良い苗を入手すること

双葉のしっかりしたきゅうり


双葉がしっかりしていることと、専門家はよく注意を促すが、売り場で双葉がしっかり付いている苗にお目にかかることはなかなかない。

短い期間の間に入手しなければならないので、探して歩きまわるのは困難だ。

 

もう一つのポイントは、一見して苗が元気いっぱい伸び伸びと輝いているような苗だ。

ただ、実のところこれもなかなか出会えることは少ない。

生産者が直接、販売しているふるさと市場などで時折見つける。

最上のものにはなかなか出会えないけれど、この二つの観点から探すことをお勧めしたい。

 

②適期適作で種をまく、苗を植えること

 

夏野菜は以前はゴールデンウイークのころに植え付けをしていたが、最近は温暖化の影響からか、4月に入るとホームセンターに並び生産者の購買意欲をかきたてている。

でも、寒暖の差が激しく、早すぎるのは危険だ。

4月後半からで十分だと思う。

特に秋播きの大根、白菜は適期適作が重要で10月初旬までには終わるように計画をする。

 

③土づくりをすること

数年前からバークたい肥を入れて耕し、2週間ほど寝かせるようにしている。

土が疲れてくると粘着土になって、野菜の成長を妨げる。

バークたい肥を入れると確実に土がふかふかになり、野菜は喜んで成長する。

赤玉ねぎは収穫も近い



④少量生産の家庭菜園だからこそ、農薬は使わない

虫は基本的に捕殺で十分しのげる。病気にかかったら処分してしまう。

 

⑤肥料は牛糞と化成肥料が基本、追肥として液肥や化成肥料を2週に一度続ける。

 

⑥私の畑は排水性がいいので、夏の水やりは雨の日以外は毎日続ける。

 

これでおいしい野菜が必ずできる。

ずぼらな私が20年以上できたのは、厳格正確でなくても根気よく続ければ、野菜は裏切らないで、おいしい野菜ができるということだ。

 

さあ、家庭菜園、やりましょう。

 

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ロシアによるウクライナ侵攻が問いかけた根源的課題

                  初夏の花1

 

いよいよ5月9日が迫ってきた。

第2次世界大戦におけるロシアの対独戦勝記念日である5月9日にプーチン大統領が何を決断するか、様々な憶測が飛び交っている。

 

 

2014年、ロシアは圧倒的な軍事力によりウクライナクリミア半島を奪取した。

その後、ウクライナは臥薪嘗胆、西側からの軍事援助を仰ぎ訓練を続け戦力を整えたという。

そして、ゼノンスキー大統領の不屈の闘志とリーダーシップ、役者出身の、世界を惹きつける表現能力などにより、ウクライナ国民の戦う心に火をつけ、NATOEUをはじめ、国連加盟国の140か国の国々の支持を得ての戦いとなった。

 

今やウクライナの国土を舞台に、ウクライナ人を戦闘員にした、NATO対ロシアの代理戦争の様相を呈しているのだ。

 

初夏の花2



この戦争をどう読み解けばいいのだろうと考え込んでしまう。

その一つは、ウクライナを舞台に、ウクライナ人を戦闘員にした戦争は、ウクライナのみが国家の存立をかけた戦いをしており、西側諸国は直接、血を流すことのない戦いではないか。

名目上はウクライナを徹頭徹尾支援する戦いではあるが、実体はもはや狂気のプーチンを排除するためのウクライナ人を使っての戦いではないか。

ウクライナ人を犠牲にして、プーチンをつぶす、自国民の血は流すことなく、目的が達成できればこれほどうまいことはないというのは言い過ぎなのだろうか。

結局、ウクライナ人の最後の一人まで、或いは、ロシアは戦費が尽き弾薬もミサイルも打ち尽くすまで戦うのだろうか。

流石にそうはなるまいけれど、そのような道程を経ながら落ち着くところへ落ち着くのかもしれないとは思う。



とは言え、自分の身になってこの問題を考えてみると、もしもウクライナNATOの一員であったなら、ロシアの侵攻はこれほど簡単には決断できなかったはずだということだ。

ということは、翻って日本を考えるとき、日米安保条約に与する意味はやはり大きいと思わざるを得ない。

 

戦争を知らない子供たちとして太平洋戦争後に育った私たち世代は、日米安保条約の2度にわたる締結・改定期の反安保、反米運動の洗礼を受け、それにつながる全共闘運動は今から思えば、ままごとのような観念主義に陥り、多くの学生、青年が道を誤ったのだ。

大国アメリカの言いなりにならざるを得ない日本に失望していたのだが、今、ウクライナ危機を目の前にすると、「寄らば大樹の陰よ。」という夕餉の父の言葉を思い出す。

当時は反発したものだが。

 

初夏の花3


日本は敗戦後、新憲法を制定し、「平和主義」を掲げ、第9条1項は「‥‥国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」2項は「前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」と規定した。

 

私たちの若いころは、この憲法を文脈通りに読み、自衛隊の存在に大きな疑問を持った。

しかし、今日の世界状況や東アジアを取り巻く状況を眺めると、確かにそんなに単純なことではないと理解する。

相手はいつなんどき襲い掛かってくるかわかったものではない、虎視眈々と狙っているのだということは今回のウクライナ侵攻でわかるし、いくら平和主義を唱えて、よい子ぶってみても、なぜ、アジアの地でアメリカの若者が日本人が戦わない戦線で死を賭して戦う必要があるのかという主張ももっともなことと思う。

 

その上、究極の核戦争の危機と言う現実を見せつけられると「備えあれば憂いなし」という言葉を思い出す。

と同時に核抑止力まではそういうことだが、ボタンを押してしまえば、通常戦力がなんら役に立たないのだということは誰にでもわかる。

ならば、武力放棄かと言えば、ロシア侵攻を見ていれば通常戦争には打ち勝つ戦力は必要だとも思う。

小国独裁国家北朝鮮が核開発に血眼になるのもむべなるかなとも思う。

初夏の花4



こうした中で、憲法記念日前日の5月3日朝日新聞世論調査結果を発表した。

憲法に関する質問と回答を抜粋すると

憲法9条を変える方がよいと思いますか。変えない方がよいと思いますか。

変える方がよい33、変えない方がよい59

 

*今の自衛隊は、憲法に違反していると思いますか。違反していないと思いますか。

違反している14、違反していない78

 

*今の日本の憲法は、全体にとして、よい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。よい憲法58、そうは思わない32。

 

*今の憲法を変える必要があると思いますか。

変える必要がある56、変える必要はない37

 

この世論調査結果から、現代日本人の優れて客観的な視点が理解できてうれしい思いがした。

時代に合わなくなった憲法を改正するべきだとする多数意見と同時に、憲法9条を変えなくてよいという意見が多数を占める日本人のバランス感覚が素晴らしい。

そんな社会を作っている日本という国も素晴らしいと思う。

日本国憲法の平和主義が理解されているのが心強い。

多分、こうした理解を進めていく以外に、人類の生き残る道はないのではないかと、ダッチロールをしながら今日の結論にたどり着いた。

 

甘い!

甘くてもよいではないかと開き直ったのです。

 

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百円ショップ 私の愛用品

ウマノアシガタ


2019年末から始まった新型コロナウイルスは第1波から今は第6波に至り、まだまだ沈静化する見通しが立たない。

こうした中でも100円ショップは厳しい経済環境が続く中、業績は好調という。

ただ、原油をはじめとする資源高や中国卸売市場が中国政府の厳しいコロナ封鎖で鎖国状態になっていることや,ロシアに対する経済制裁や急激に進む円安などの不安定要因が、十重二十重、いや三重四重にも絡み合い先の見通せない状況になっている。

 

しかし、こういう時だからこそ100円ショップには頑張ってほしいと思うのだが、そういう思いこそが低賃金労働に苦しんでいる非正規雇用者を苦しめるのだという指摘を見ると何が何やら、この複雑に絡んだ糸をどう解きほどくことができるのかと考え込む。(考え込んでも一介の老人に何ができるわけでもないのだが)

 

と言いつつ、今回は百円ショップ「私の愛用品」をご紹介します。

 

まず一番の愛用品は2年前にセリアで買ったコーヒーカップ

3個買ったけど2個は壊してしまったので1個しか残っておらず、毎日2杯は飲むコーヒータイムに愛用している。

壊してから何度もセリアやダイソーで探したけれど、その後手に入れることができないでいる。

すっきりした上品な白い姿は大変美しいと私は思っているのだけれど。

 

次は、2か月ほど前にダイソーで買った「ナチュラルミニほうき」。

ダイソーナチュラルミニ箒

ほうきの感触が細やかで心地よかった。

大きさは18センチほど。

柱の角や壁際、廊下の端にたまるほこりを集めるのに重宝している。

もちろん集めたほこりは掃除機でサッと吸引する。

どんな材料なのかとラベルを見ると材質は芒草、シダと書いてあった。

芒草,初めて見る単語だった。

どう読むのか、あてずっぽにスマホで探したら読みは「ボウソウ」と読むと知った。

そして「ボウソウ」を検索すると中国やベトナムの籠の材料となるとあった。

 

このほうきも初めて見て、即購入したのだが、その後は品切れなのか、いつ行っても補充されていない。

皆さんよいものには目がない、よく知っている。

ただ、この記事を書くにあたって、楽天市場を探すとすぐに出てきた。

知らぬは私だけだったのか。

 

私の百円ショップの愛用品の三っつ目は口腔鏡。

3年来の歯科受診が続いており、自分でも口腔鏡が欲しくなった。

と思っていたら、カミさんが百円ショップに用があるというので付いていくと、何と口腔鏡を店員に尋ねた。

百円ショップなんぞに歯医者さんで使う口腔鏡があるなんて思いもしなかったが、店員ははいはいと二つ返事で案内してくれた。

何と歯ブラシを置くように百均に口腔鏡があった。

それからは、洗面台の鏡と合わせて口の中を眺めている。

歯科知識があるわけでもないので、歯茎の腫れを眺めても何がわかるわけでもないのだが、とりあえず口の中を観察するには都合がいい。

ただ、100均の品だからか、鏡が小さい、鏡が曇る、明るさが欲しいなどの要求が出てきた。

調べてみるとライト付きとか拡大鏡付きなどもあるようなので、これはもう少し投資してもいいかなと思っている。

 

しかし、とりあえず百均で探してみる、使ってみるということは賢い消費者のあり方かもしれないと思った。

 

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横断歩道 止まろう車    ベストワン、ワーストワンに見る県民性の違い一考察

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芝桜



先日「横断歩道 止まろう岡山」の記事が目に留まった。

調べてみると「信号機のない横断歩道での一時停止」についてはJAF(日本自動車連盟)が2016年から全国で実態調査をしている。

 

2020年のベストスリーは1位長野県72.4%、2位兵庫県57.1%、3位静岡県54.1%.

ワーストスリーは1位宮城県5.7%、2位東京都6.6%、3位岡山県7.1%だった。

 

2021年はベストスリー1位長野県85.2%、2位静岡県63.8%、3位山梨県51.9%.

ワーストスリーは1位岡山県10.3%、2位東京都12.1%、3位青森県14.0%。

何と我が岡山県はとうとうワースト1位に進出してしまった。

岡山県では信号機のない横断歩道で、約9割の車が止まらないという(全国では約7割)。

 

こうした危機感から岡山トヨペットでは引き続き交通事故ZEROのプロジェクト第9弾として「止まろう岡山」の動画を制作し、「信号機のない横断歩道での車の一時停止」啓発をスタートしている。

このブログを書くにあたって、このような取り組みを知り、動画もみることができた。と同時に実態調査を眺めて、改めて知ったのが、長野県の不動の1位と岡山県がワーストの頂点に立ったこと、そして前年ワーストワンだった宮城県がベスト4位に躍進したことだった。

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山桜 何となく長野県のイメージ



まずは、長野県の2年連続第一位だ。

2016年の調査開始以来、6年連続全国1位を維持している。

今回も前年と比べて13%近く伸ばしておりその意識の高さは驚異的だ。

調査開始以来,連続一位を落としてなるものかという県民の意識にも訴えた交通安全運動の徹底も当然、大きな相乗効果を生んでいると思う。

 

長野県の県民性をネットで調べてみた。

その特徴を上げると

①生真面目

②優しい

③協調性が高い

④曲がったことが大嫌いで自分にも他人にも厳しい

⑤規則正しい生活で男女とも長寿日本一

と言う反面

①閉鎖的

②酒席が盛り上がらない

③議論が盛り上がらない

というのもあった。

 

私も何度か行った長野県の県民性は真面目で控えめで優しいという印象だった。

特に愛飲家の私にとって、蕎麦屋でも居酒屋でもビールを注文すると必ず大瓶で出てきたのが嬉しく、長野県が大好きになった。

 

今回の「信号機のない横断歩道での車の一時停止」で長野県がベストワンを続ける理由としては、やはり第一に真面目であること、次に曲がったことが大嫌いで自分にも他人にも厳しいということ、つまり交通法規(ルール)を厳格に守ることにつながっている。

三つ目には協調性が高い点があげられる。

県民が一丸になって取り組むということがいかに大事かということだと思う。

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桃畑



さて翻って、恥ずかしながら2021年ワーストワンに立った岡山県のネットでの評判であるが、岡山県人の県民性の特徴として

①明るく積極的

②自由人

③勤勉

④理論好き

⑤世渡り上手

の反面

 

①燃えない

②協調性が高くない

③利己的、自己中

などがあった。

 

確かに以前「燃えろ岡山県民運動」という県が提唱した一大キャンペーンがあったけれどほとんど燃えなかった。

お上の叫ぶ県民一丸などというのはどこ吹く風だった。

また、利己的、自己中というのもあるが、日本一ウインカーを出さない県第一位は岡山県という統計がある。

ということは「信号機のない横断歩道での車の一時停止」などは苦手中の苦手なことかもしれない。

 

以前のブログの中でも書いたことだが、交通法規を遵守することは基本の基なのだが、長い間、岡山県では「信号機のない横断歩道での車の一時停止」は交通ルールのイロハに入っていなかったと思う。

カミさんも交通安全母の会の交通当番をするときは、車の切れ目を見て横断歩道を渡らせるように指導されていたという。

車を止めてはいけないと言われていたそうだ。

 

私なども横断歩道に立った時には車が通り過ぎるのを待ってから横断する習性が身についているし、安全という観点からはこの方が絶対安全だと思う。

しかし、待っていたらいつまでたっても渡れないではないかという反論もあるかもしれない。

そのように交通過多の道路なら信号機をつける方が安全だ。

 

長野県のように運転者と歩行者との間にしっかりとしたコミュニケーションが取れていたらいいのだけれど、岡山の場合はそれはとても高いハードルのような気がする。

それにしても「信号機のない横断歩道での車の一時停止」問題は都道府県の公安委員会等で交通法規通りに扱ってこなかったことが問題の根幹にあり、今さら大声を上げて守れ守れと言ってもなかなか難しいのではないかと、横断歩道の端に立って走り去っていく車の流れを見ながら老人は思う。

 

とは言え宮城県は2020年ワーストワンから2021年ベストフォーに大逆転の成果を残している。

 

やればできるのだ。

岡山もやはり見習わなければならない。

 

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