以前パリパリキューブのことを書いた。↓
https://inoko2019.hatenablog.com/entry/2019/05/20/172514
ゴミの減量に特化した製品なので、堆肥にして利用するにはあと一手間が必要だ。
そのことを書いてみたい。
パリパリキューブで処理した生ゴミは、水分が減っているだけで外見が大きく変化しているわけではない。また、量は減るけれど原則毎回取り出すことが必要だ。
その取り出したものを我が家ではもう2段階処理して、堆肥にしている。
まず、写真のEMバケツに入れてEMぼかしというものをかけ、密封して発酵させる。
以前は生ゴミを直接EM処理していたが、水切りをしっかり行うのはなかなか困難だった。
うまく発酵すると、糠味噌のような香ばしい香りがするとのことだったが、失敗した糠味噌のようになってしまうことのほうが多かった。
ところがパリパリキューブで処理したものは、水分がしっかり切れているのでEM発酵が実にうまくいく。
香ばしい香りとまではいかないが、悪臭に悩まされることなく再処理ができる。
量が減っているので、このバケツに一ヶ月くらい投入を続けられる。
EMバケツは2つ用意して、交互に利用する。
2つのバケツがいっぱいになったら、先にいっぱいになった方を写真のコンポスト容器に移して、更に発酵させて完熟堆肥となる。
コンポスト容器も2つ用意して、積み替えながら交互に利用する。
詳細は煩雑になるので省くが、いきなり生ゴミをコンポストに入れて発酵させていたときに比べ、数段うまく行くようになった。
虫や悪臭が発生しないのが、一番いいところだ。
さて、完熟堆肥ができたら植物に与えるのだが、利用方法がよくわかっていなかった。
初めの頃は、土に混ぜたり、元肥として利用したりしていたが、NHKのベニシアさんの番組を見ていたら、混ぜたりしないで土の上に置いていた。
徐々に浸透して効果が出てくるということだ。
それを真似てから、堆肥の効果を実感できるようになった。
完熟した堆肥は見た目は土と全く同じ。
庭の色んな所に撒いてやると、すぐに効果が現れる。
堆肥を施した植物は驚くほどに色艶が良くなり、大きく成長する。
生えてくる雑草も、実に勢いが良い。他のところに生えた雑草と比べると堆肥の効果が一目瞭然だ。
雑草にも効果があるのは困ったことだが、堆肥を撒いているところは土がフカフカなので、たやすく抜ける。
堆肥を施せば畑の土もフカフカになるから、作物がよく成長する。
しかも味が良い。
この項続く
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