沖縄に咲いたハイビスカス
先日、弟夫婦はGOTOトラベルキャンペーンに参加した。
旅行費用のお得感をメールしてきたが、硬派の弟も旅行費用に目がくらんだかと何だか意地をはって損した気分にもなりながら、とは言え、さんざんこのキャンぺーを批判してきた私としては傍観するだけだ。その代わりに過去の旅行記を振り返ってみた。
2019年2月 本日から毎年恒例になった退職老人姉弟の、旅だ。
今年は3泊4日で沖縄旅行。
午前7時前に出発しようと思っていたが、何やかやと手間取って、7時過ぎに我が家を車で出発。
高速道路を使って岡山空港まで行く。
近年、岡山空港の利用率は順調に延びているようで、広い駐車場も早朝ながら端のほうしか空いていなかった。
荷物を預け2階のサンマルクカフェでサンドイッチとコーヒーで朝食をとる。
搭乗待合室に行くと弟の元校長先生が今か今かと待ってくれていた。
すでに8時を回っていた。
フライトは8時20分である。
トイレを済ませるとすぐに搭乗。
今日は平日のせいか8割がたの搭乗率だった。
10時30分過ぎ、那覇空港到着。薄日が射していた。
トヨタレンタリースの迎えの車に乗りこみ店まで行く。
やはり沖縄は暑い。
レンタカー手続きも順調に終わり、羽田から来る姉さん達を迎えに再び那覇空港に戻った。
ナビの案内と駐車場の入り口の表示が不明瞭で時間がかかり、迎えに行くと姉たちは到着して私たちを待ってくれていた。
後期高齢者の姉さんたち二人も変わりなく元気そうだった。
お昼は倹約して那覇空港食堂。
私はソーキ蕎麦を食べたが650円とリーズナブルな値段。
基本的には職員向けだが、誰が利用してもよいというとで、ビジネスマンや下調べをした旅行客で混み合っていた。
食後は、本日は南方面の沖縄戦戦跡地を訪ねる。
まずは海軍壕。私は初めて行くところだったが、サンゴ石灰岩を掘削して作った鍾乳洞のようなトンネル壕に作られた展示物、当時の状況など見学した。
大田実海軍中将の海軍次官宛の最後の電文「……沖縄県民斯く戦えり、県民に対し、後世特別のご高配を賜らんことを」を読むにつけ、辺野古県民投票の結果に対し、現在の沖縄県民を除く日本国民と国家は真摯に受け止めるべきだと思った。
そして続いてはひめゆりの塔に行く。
ひめゆり平和祈念資料館は多分2度目の訪問だけれども、相変わらず以前訪問した時の記憶は残っておらず、改めて、幼い面影の残る少女たちの遺影を眺めた。
外に出てから少し歩き、喫茶店「ブリ―ガーデン」でコーヒータイム。
小さいけれど清潔感のある雰囲気の良い喫茶店だった。
外に出ると雨が降ってきた。これから平和祈念公園に向けて車を走らせる。
祈念公園の駐車場まではたどり着いたが、雨が激しくなり平和の礎などの見学は断念して、本日から3泊するルネッサンスリゾートホテルに行くことにした。
時刻は午後4時30分を回っていた。
ただ、レンタカーのナビの扱いに不慣れでナビの通りに運転したつもりでも、同じところを何度も回るようなこともあり、校長先生の車に遅れてしまった。
漸く、南風原北インターから高速に乗り、ホテルにたどり着いた時間は午後6時を回っていた。
チェックインをして大急ぎで夕食に出かける。
本日はうるま市石川にある栄料理店。
タクシー2台に分乗していく。片道1300円ほど。
栄料理店は校長先生が新聞で紹介されていたと教えてくれた店だった。
2800円のコースを頼んだ。
美味しくてみんな満足したようだった。
お酒もビール、ワイン、泡盛としっかり飲んで、一人4500円ほどで楽しむことができた。
ホテルに帰り、ルネッサンス自慢の山田温泉に行く。
以前は沖縄唯一の温泉と称していたが、最近はその広告を見かけなくなった。
多分、他のホテルでも泉源を求めて、掘削して掘り当てた温泉があるのではないかと思った。
かつては、団体観光客や地域住民にも幅広く温泉利用を認めていて一時は芋の子を洗うようだったが、今は3泊以上の利用者に限るなどにより快適なホテルライフを目指す方針に転換していた。
そのおかげで、ゆったりと寛いだ温泉を楽しむことができた。
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