独裁者プーチン大統領の破滅に付き合ってはいけない。

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早春の息吹 カンアヤメ


令和4年2月24日、プーチン大統領の号令一下、ロシアのウクライナ侵攻が始まった。

これまでの歴史に登場した侵略者と同じように、ウクライナドネツク州とルガンツク州に住むロシア人が迫害されていると言いがかりをつけて、それぞれウクライナ国家の2州をドメツク人民共和国とルガンスク人民共和国として勝手に国家承認しロシア人保護を目的に侵攻を開始したのだ。

1938年第二次世界大戦の発端となった、ナチスドイツがポーランドに住むドイツ人の保護を理由にポーランド侵攻を開始したのと同じだ。

そして、独立国家であるウクライナの国土を蹂躙し首都キエフウクライナの諸都市を攻撃し崩壊させつつある。

 

こうした中、ロシア軍はウクライナ軍やウクライナ国民の予期せぬ激しい抵抗にあい、首都キエフの陥落が遅れているという。

遅れれば遅れるほど、ロシアに対する世界中の経済・金融制裁がロシア国内に深刻な不況を引き起こし国民の中に反戦厭戦機運が盛り上がり、戦争継続が困難になることを期待する見方もあるようだが、圧倒的な軍事力の差から、長期にウクライナが持ちこたえることは絶望的な気がする。

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早春の息吹 ツバキ



そして独裁者プーチンは核使用さえもチラつかせる中で、NATOも米国も手の出しようがないのが現実だろう。

ロシアとウクライナとは戦いながら、停戦協議も並行させているというが、誰が考えても侵略者の都合のいいような停戦合意などできるはずがない。

しかし、無差別爆撃が拡大しつつある中で、子供や女性、高齢者などの民間人死傷者が増大する。

もう出口は第二次世界大戦や太平洋戦争で敗れたドイツや日本のように無条件降伏でしか終わりはないのかという思いもする。

 

ただ、ドイツや日本の場合は、侵略者の末路としての無条件降伏であり、自業自得であるが、侵略されたものの結末が無条件降伏では納得できないとも思える。

ただ歴史は非情だ。

そんな無辜の市民の大量虐殺の事例は第二次世界大戦中のナチスユダヤ人大量虐殺をはじめ、同じくナチスドイツによるソ連(現ロシア)レニングラード市包囲戦での100万人ともいわれるロシア人の餓死による虐殺、日本への二発の原子爆弾投下だって、弁解の余地のない虐殺だ。有史以来虐殺の歴史は枚挙にいとまがない。

 

こんなことを考えていくと、結局のところ、我々平凡な日常を愛する市民は民主主義を大切に守ることに徹することだと思う。

とりわけ、我々の代表を選ぶ選挙、与えられた選挙権をしっかりと行使して、真に民主主義を第一に考える人を選ぶ必要がある。

 

日本のような穏やかな民主主義制度が維持されている様な社会でも、少し気を緩めると安倍元首相のようなやりたい放題の無責任主義や、菅前首相のような全く説明しない権力集中主義者の人が出てくるのだ。

選挙権を軽視していてはいずれ日本でも独裁者が現れる。

現れてからでは遅すぎる。

その時はもう取り返しがつかないのだ。

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早春のいぶき リュウキンカ

ところで、今我々が何ができるかと言ってもにわかにできることは少ない。

できることと言えば、ウクライナ国民への募金による支援の意思表明ぐらいだ。

それとともに、ウクライナのゼレンスキー大統領も国民とともに玉砕するのではなく、大虐殺にあう前には白旗を掲げて、国外脱出してもいいのではないかと思う。

いずれプーチンは寿命が尽きる。

それまで待つ、臥薪嘗胆という言葉も思い出す。

 

事ここに至っては最大限国民の命を守ることを選択することが次の一手ではないかと思うのだが。

軟弱すぎるだろうか。

 

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