今日から亥の子会。
昭和22年亥年生まれ(23年早生まれ含む)を中心とする同学年の仲良しグループで結成してもう15年を超えて続いている。
ただ、これまでは10数人は集まっていたが、今回の参加者は男子5、女子4人の9人と一けたになってしまった。
今年は姫路~赤穂一泊二日の旅。
午前9時5分発宇野バスに乗車した。
バスカードの機械に張り紙がしてあった。
「本日は無料デー」とあった。
このバスは月に一度無料デ-が今日はその日だった。まずはラッキー、幸先がよい。
車内はほぼ満席。
一番奥に空席があり私はそこに座った。
バスは市内に入る頃には立錐の余地もない状態、バス停に着くと乗車口からも降車させた。
今日は無料デーだから料金を徴収する必要がないので乗車口を開いて降車させたのだった。
バスは15分遅れて岡山駅に到着した。
10時13分発山陽本線普通列車で姫路に向けて出発。
久しぶりに乗る山陽本線上りだ。
相生(あいおい)乗り換え、姫路には11時40分に到着する。
所要時間1時間27分だ。
今日は姫路駅に13時集合である。
その前に奈良からくる友人と昼食をとることにして、11時30分に約束したが時刻表を見ると新幹線は11時過ぎか12時前の姫路駅到着しかない。
急ぐ旅でもないので鈍行にした。
料金を調べてみると、普通料金は岡山~姫路は1520円、新幹線は3280円とあった。
新幹線最速は18分。
なるほど、確かに18分はタイムイズマネーだ。
姫路駅の改札口には今日の会の幹事長のK女史と友人のT君がいた。
幹事長に食事に行くと軽く誘うと、女史は大阪から来る女性グループを待っているというので、私たち二人は駅構内の居酒屋を探して少し歩いた。
駅の東側を物色していると姫路おでんの看板が目についた。
はて「姫路おでん」とは?と思いながらのれんをくぐった。
T君とおでん盛り合わせと焼き鳥セットを注文した。
近くに住んでいるのだが、姫路おでんという言葉は初めてだった。
姫路おでんは薄味だが、薄味がしっかりと材料全体に染みわたっている。
それにショウガ醤油をつけて食べるのが特徴というか独特だ。
でも大変おいしかった。
焼き鳥もしっかり丁寧に焼いた職人の思いが伝わってきて、この店が気に入った。
生中ジョッキ2杯ずつ飲んでいたところ、見知った男が入ってきた。
今回の幹事のH君だった。
一杯飲みたかったので、探していたらお前たちの飲んでいる後ろ姿を発見したのだと言った。
偶然とはいえ、すごい嗅覚だ。
あらためて3人で乾杯した。
T君はもう一杯飲もうかと言ったが、私が静止した。
これから姫路城に登るのだからと言うと、彼も素直に従った。
待ち合わせ場所の中央改札口に戻ると、K女史、T女史、M女史、E女子、Y君と揃った。
姫路は、国宝姫路城の影響は甚大で観光客は普通の地方の観光地の比ではない。
外国人も大変多いのでびっくりした。
姫路城には行きは歩いて行った。
後期高齢者の一団も旅行の始まり、誰も歩くことに反対する者はいなかった。
駅から姫路城へ真っ直ぐの片側2車線と自転車道を備えた広い歩道が1キロほど続いている。
大勢の人々が歩いていた。
5月16日~18日の3日間は「姫路お城まつり」が開催中なのだと知った。
たくさんの人がいることに納得した。
姫路城はこれまで3回くらい来たことがあったが、いずれも酒に酔っていたか、二日酔いで、あまり覚えていなかった。
でも、今回は駅飲みでセーブしたので6層の天守閣のてっぺんまで登り、しっかりと記憶して、あらためて国宝姫路城の城郭と天守閣の美しさに満足した。
女性陣の3人は天守閣への登城は遠慮して木陰でダべリング。
確かに姫路城6層天守閣への登城は急傾斜の階段続きで、足腰の痛みを訴える老女たちにはとても困難だと実感した。
幹事長のK女史のみ担当者としての責任感もあり完登したが、見ていると物事への関心が大変高い、何にでも興味津々になる性格なのだということも知ったのだった。
お城の登城は1時間以上かかった。
降りて行ってダべリング女史たちに「待たせてすいません」というと、おしゃべりしていたらあっという間だったと言った。
みんないい人たちだ。
お城からはタクシーで姫路駅まで戻り、これから赤穂に行く。
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