気になる監察、警察、検察の最高幹部の不祥事や犯罪は何を意味しているのか!

ヘメロカリスだろうか。梅雨空に黄色が鮮やか。

6月25日付け朝日新聞の囲み記事に目が留まった。”官用車で酒店、出張先で手当てもらい砂風呂”監察トップが規則違反という見出しだった。

 

名古屋国税局で職員の非行を取り締まる監察部門トップの職員が、官用車を私的に利用したり、出張中に有給休暇を取って観光し、不適切に手当を受給したりしていたことが取材でわかったというものだった。

 

もう少し詳しく引用すると、昨年7月に名古屋派遣首席国税庁監察官に就任した職員が、就任後に複数回、業務時間中に官用車を別の職員に運転させて、名古屋市内の酒店に日本酒を買いに行くなどした。

また、九州に2泊3日で出張した際に、2日目に公務が終了したのに帰任せずに、3日目は有給休暇を取って現地で砂風呂に入ったり観光地を訪れたりしていた。

2泊目の宿泊費と3日目の出張手当を受給した点について不適切と認めているという。

と書かれていた。

誰がリークしたのか、そのことも気になる。

夾竹桃が赤い花を咲かせた。



確かに、職員の不正をただすべき立場の監察官が、それも首席監察官が勤務中に日本酒を買いに公用車を使っていたという行為はマスコミの格好の餌食になることは必定のことだ。

脇が甘いとはいえ、立場をわきまえないこうした行為は許されるはずもない。

昭和の時代ならいざ知らず、また、平職員がしたのならお目こぼしもあるかもしれないけれど、首席監査官じゃあなと、どんな仕事をしてきた御仁なのかと思ってしまう。

 

それから、出張のことだ。

これも時代錯誤も甚だしいと思ってしまう。

 

2泊3日の出張ということは基本的には出発から帰宅するまでの出張業務と期間と経路を認め、命令されたものだ。

従って、厳密にいえば出張に連続して有給休暇を取ることはできるものかという疑念が生じた。

 

と言いながら、私も30有余年の公務員生活では何度も出張と有給休暇を組み合わせて観光や美術館巡りを楽しんだものだ。

昭和の時代には、こうした行動は役得上の常識だったような気がする。

私の記憶では平成の10年代、国から派遣された部長級の職員が経理担当職員から出張旅費の領収証の提示を求められ、安売り切符を購入していたことが判明して、口角泡を飛ばして、みっともない論争をしていたことを思い出す。

そういえば、我々の若いころは、交通機関は鉄道でも、飛行機でも高速バスでも何を使っても問題になることはなかった。

私の場合、退職するまで領収書を求められたことはなかった。

今は領収書での精算方式だと聞く。

身勝手だけれどよい時代に出張出来て、懐かしい思い出だ。

アジサイもまだ健在。集団で咲くと存在感がある。



だが今は令和の時代なのだ。

 

出張は出発してから帰任日まで、いわゆる家に帰るまでであり、その経費として宿泊費や旅費、日当などが認められているのだ。

従って、二日目に出張業務が終了し、その日のうちに帰宅できるのであれば二日目の宿泊費は基本的には不要となる。

1泊2日の出張を2泊3日と偽って出張したいたことになり不適切極まりない。

首席監察官としては天に唾吐く行為と言わざるを得ない。

 

ただ、通常1泊2日の出張を2泊3日とする場合、3日目には何かの公務、つまり視察先などを付け加え、用務そのものは午前中に終わらせ、その後はせっかくの機会だからと観光などすることはよくある話であり、なぜ3日目に有給休暇をとる必要があったのか、私の経験からはわからないのだ。

やはり、首席監察官としての立場上、少し心が痛んで、中途半端な出張になってしまったのかもしれない。

それにしても、部下である経理担当者は、こうしたちぐはぐな出張申請書に対して、適正な出張の形式が整うようにするのが役割なのにどうなっていたのだろうと思ってしまうのだった。

 

しかしこのところ、警察、検察などの、モラルを無視し役得を超えたでたらめな事件が多すぎる。

今年の2月、岡山県警から出向した中国四国管区警察学校の警視正がマッチングアプリで知り合った10~20代の女性3人に対し、警察官だと告げて売春の捜査を装い、性的暴行を加えたとする不同意性交などの罪で逮捕、起訴された。

容疑者は留置場内で自殺してしまった。

警察はこの重大事件の容疑者を自殺させてしまったことについて、事件隠ぺいのために容疑者への監視を緩めたのではないかと不信の念を持たざるを得なかった。

また、つい先日、6月25日には元大阪地検トップの検事正が在任中の準強制性交の疑いで大阪高検に逮捕された事件があったばかりだ。

綱紀粛正を促し、取り締まりの最高責任者の立場にある人たちの犯罪だった。

こうした監察や警察、検察の最高幹部のルールを逸脱した行為が立て続けに明らかになっている状況は、民主主義の効果なのか劣化なのか、嘆くべきか、喜ぶべきか、それが問題だ。

 

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