改正政治資金規正法が成立した。国政史上最大の茶番劇だ!

アジサイロードのアナベル

改正政治資金規正法は6月19日参議院本会議で自公与党の賛成多数で可決成立した。

日本維新の会は衆議院では賛成に回ったが、政策活動費の10年後の領収書の公開などを巡って批判が大きくなる中、参議院の採決では反対するという迷走ぶりを露呈した。

確かに、立憲に次ぐ野党第二党の日本維新の会の勇み足は、勝ち馬に乗る下心ばかりが透けて見えて、大失点だったと言っても言い過ぎではなかった。

10年後の領収書の公開を掲げて、カチドキを上げる日本維新の会のノボセブリには開いた口が塞がらないとはこのことだと大多数の国民の怒りに油を注いだのだった。

 

自民党の裏金問題は最大の茶番劇だったが、この問題で見せた日本維新の会の行動は、地方政党から出発して国政の第ニ野党に躍進した品のない野心家集団の小茶番劇ではあった。

 

朝日新聞社が6月15日、16日実施した全国世論調査では自民党の支持率は19%で2001年4月以降、政権政党としての自民党の支持率が19%となったのは今回が初めてとあった。

また、内閣支持率は22%で、岸田内閣発足以降で最低の21%だった2月調査時と同水準だったとあった。

6月7日から3日間実施したNHK世論調査では岸田内閣支持率は5月の調査より3ポイント下がって21%、政党支持率では自民党2.0ポイント下がって25.5%とあった。

崖下に咲くタチアオイ



ということで最大の問題は国政をつかさどる自民党と岸田内閣の茶番劇なのだ。

いやむしろ頬被りしてこの裏金問題を茶番劇にしてしまいたいのだと思わざるを得ない。改革案を見ればわかるではないか。

裏金事件の舞台になった政治資金パーティはパーティ券購入者の公開基準額を10万円超から5万円超に引き下げることについて、一時は公明党の強い引き下げ要求に頑なに拒否していたが、岸田首相と公明党の山口代表とのトップ会談という儀式を経て、公明案の5万円超への引き下げに同意したのだった。

とにかく三文芝居を打ちながら、あの顔を立て、この顔を立て下手な芝居を打つものだ。

こうした大根役者ばかりの政治家たちの茶番劇の進行では、国民を目くらまし、だますことはできるはずもないのだ。

それが内閣支持率にも政党支持率にもはっきりと裏打ちされているのだ。

深紅のカンナが真夏のようだ



要は、自民党も自民党を支える議員も、とにかく裏金を手放したくないのだ。

裏金錬金術の手法や裏金をばらまく戦略や蜜に群がってくる快感、絶頂感こそが政治家としての生きがいなのだ。

思い返すと2019年参院選広島選挙区を巡る河井克之元法相夫妻の大規模買収事件も中国新聞の特集「決別 金権政治」を読むと今回の裏金問題のルーツが透けて見える。

検察は事件の買収原資として、安倍政権幹部の関与を疑わせるメモを押収していたことが中国新聞の取材で判明したという記事を読んだ。

そのメモには「総理2800、すがっち500、幹事長3300、甘利100」と手書きされていた。検察は、当時の安倍晋三首相をはじめ、政権幹部4人が計6700万円を元法相に提供し、買収の原資になっていた可能性があるとみていた。

だが元法相の供述が得られず、この幹部4人の聴取もせずに捜査を終えていたと記事にあった。

 

皮肉なことに、今回の裏金事件の発端は安倍派の政治資金パーティーを巡る事件だった。

ただ、聞き取り調査の中で、安倍派では20年以上前から組織的な裏金作りが行われていたことが判明するとともに、2021年に会長に就いた安倍元首相の意向を踏まえ、22年のキックバックは行わないとの話し合いが幹部間であったが、結果的にはキックバックは続いたとの説明があった。

安倍元首相は統一教会を巡る被害者の家族の恨みをかい、凶弾に倒れたのだった。

しかし、こうしてたどると広島・河井事件も少なからぬ安倍強権政治、裏金政治の結末だったことは容易に想像に難くない。

一連の裏金ドラマは被害者には大変お気の毒だけれど、自民党や権力者の壮大な茶番劇だったような気がしてならない。

 

安倍元首相も凶弾に倒れた。

因果は巡るという言葉を想起した。

 

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