先月末、スマホにカード会社からショートメールが届いた。
カードの利用確認に協力してほしいというのだ。
最初にこれを見たとき、怪しいメールではないかと疑った。
利用明細などカード会社からの連絡は普通、パソコンのメールに届く。
スマホのショートメールというのが、変だと思ったのだ。
ちょうど息子がいたので相談して、とにかくメールの内容を確認したところカードがネットショッピングで不正使用された形跡があるという。
これはただならぬ事態だ。
それによればある日の夜10時〇分、10万数千円の利用をしたかという問い合わせだった。
(これらの情報は、使用していないと返信後消去されたのでここに示せない。)
全然身に覚えがないのでそう答えたところ、カードは利用停止の措置をとったという。
なぜこんなことになったのだろうか。
カードは盗まれた形跡などなく、手もとにある。
そもそもこのカードはアマゾンンプライムの利用にあたって加入したもので、外には持ち出していないし、アマゾン以外で利用もしていない。
これに似たことは以前もあった。
カードではないが、私のメアドから私宛に身に覚えのないメールが届くようになった。
そしてそのタイトルがとても破廉恥なものだった。
この時は旧知のパソコン教室インストラクターに相談した。
彼女によれば、ランダムにメアドを作成し、送信者と受信者のアドレスが同じメールをどんどん送る。
受け取った人は、自分のアドレスから届いたメールなのでつい反応してしまう。
あてずっぽうに作ったアドレスだが、反応があれば実在するアドレスとして業者に売ったりするらしい。
破廉恥なメールが私のアドレスから知人に届いたりしたら困ると心配したが、そんな心配は全く無用で無視し続ければあきらめて届かなくなるということだった。
そしてその通り、いつの間にか届かなくなった。
Gメールでも似たようなことがあった。
グーグルからGメールのIDが不正に利用された形跡があるという連絡があった。
この時は気持ちが悪くてIDを削除した。
さて今回のクレカ(クレジットカード)不正使用だが、返事をするとすぐにカードは無効にしたと連絡があった。
そしてまた、電光石火の速さで新カードが発行された。
実はなんだか不思議な話だと、購入予定の品をアマゾンで申し込んでみた。
即、無効のカードの旨連絡があったが、追いかけるように新カードが使えたと連絡があった。
カード会社とアマゾンとの連携の見事さは感嘆と同時にやや不気味さも感じたほどだった。
さて、なぜこのような不正利用が起こったのか考えてみた。
先に上げた、めあど生成と同じ手口でカード番号をランダムに作ったところ、私のクレカの番号に当たったのだろう。
桁数は多いが、アルファベットが含まれない分、クレカのほうがヒットする確率は高いのかもしれない。
ところが、裏面の確認番号を入れる段になって躓いたのだろう。
二段階認証の意義が大いに発揮されたというわけだ。
数日後新しいカードが書留で届いて一件落着。
ハラハラドキドキと疑心暗鬼の数日間が終わった。
ネット社会、カード社会の恐ろしさと、安心を体験した数日間だった。
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