人気か、実力か、はたまた女性の根性か、競馬愛好家が総裁選レースを予想してみた

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夏の名残、真紅のカンナ



息子が京都に遊学した際にはまった競馬に感化されて、30年の競馬歴となった。

この間、一度だけ14万円の三連単と3万円の三連複計17万円を当てた。
その後、8万円の三連複を当てたが、大きなあたりはその2度だけで、退職老人のささやかな競馬予想の楽しみとして続けている。

因みに3連単は1着、2着、3着を当てる方式で3連複は順位は問わず1~3着の3頭の馬を当てるというものだ。
ばくちはご法度だけど、競馬、競輪、競艇などは、法的に公的機関が賭博(ギャンブル)として開催することが認められている。
それぞれ、競馬法自転車競技法、モーターボート競走法など法律に基づいて施行される。


ということで、ばくちはご法度と言いながら、国家権力が認めればどういう理屈でも通ってしまう。

そんなことを言えば、パチンコなどという遊技場は、公営でもないのに屁理屈を認めて堂々とばくちを認めているのだから、何でもありだ。


だから安倍さん風に言えば、モリカケも桜も、検事総長の取り込みも、公権力が認めさえすれば何の違法性も不思議もなかろうという論理になるのだろう。

 

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空き地に咲くカクトラノオ

というわけでもないのだが、今回の総裁選を、不謹慎とお𠮟りになる方も多いとは思うけれど、毎週の当たらぬ競馬予想で占ってみようと思った次第です。

 

今回の候補者は高市、岸田、河野の3氏に続いて野田氏も立候補を表明して、4氏の戦いとなる見通しだ。

予想の指標は競馬予想で用いる
①血統(血筋)
②人気(世論調査
③厩舎(派閥)
④実績(経歴)
⑤期待値(実行力、人物、特性など)について、

各項目ごとに一位3点、二位2点、三位1点を入れて、トータルで一番得点が高い候補者が自民党総裁に当選すると予測した。

 

まず①血統は何といっても河野氏だ。
祖父河野一郎は第一次佐藤内閣の副総理・国務大臣に就任した。
そして、父河野洋平は第16代自由民主党総裁に就任した。
自社さ連立政権の村山内閣で副総理・外務大臣として入閣したが、総理大臣になることはなかった。
まさに政治家のサラブレッドともいえる。

河野家3代の悲願がかかる河野氏の総裁選への立候補であり、文句なく3点と言える。

 


岸田氏は父岸田文武衆議院議員、祖父岸田正記衆議院議員で政治家一族。
元総理大臣の宮澤喜一とも縁戚関係にあり、2点献上。


高市氏は、政治家の血筋という点では得点はなく0点。


野田氏は祖父に野田卯一衆議院議員経済企画庁長官がおり、1点献上。

 

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ムラサキツユクサ 二番花だろうか。



次に②人気(世論調査)では手元でわかる最新の9月14日調査の朝日新聞によると
1位河野氏(3点)2位石破氏(不出馬)3位岸田氏(2点)4位高市氏(1点)5位野田氏(0点)となった。


次に③厩舎(派閥)は何といっても派閥の領袖である岸田氏に3点、
細田派の影の領袖安倍前総理が支援する高市氏が2点、
河野氏麻生派ではあるが、本心は出馬反対の麻生氏であり1点、
やっとこさ推薦人20人を集めた野田氏は0点とした。

 

④実績(戦歴、経歴)では

岸田氏は1993年総選挙に出馬し初当選、以後連続8回当選して、2007年第一次安倍改造内閣内閣府特命担当大臣外務大臣防衛大臣を歴任した。
実績は申し分なく3点。

 

河野氏は1996年総選挙で初当選し7期目、防衛大臣外務大臣内閣府特命担当大臣などを歴任し、岸田氏とそん色ない経歴であり3点。

 

高市氏は1992年参議院議員通常選挙に無所属で出馬したが落選、1993年総選挙で無所属で出馬しトップ当選。
その後、当選や落選を繰り返し、新進党自民党と所属も変遷しながら生き延びて、自民党に復帰して、2017年の総選挙で8選された。

第一次安倍内閣内閣府特命担当大臣で初入閣、2014年第2次安倍内閣で女性初の総務大臣に就任、2019年第4次安倍再改造内閣で再び総務大臣に就任した。
落選も経験し所属政党も変遷しながら生き延びた根性に2点献上。


野田氏は1990年総選挙に立候補したが落選。
1993年総選挙で初当選。
1993年小淵内閣で37歳10か月で郵政大臣に抜擢された。

2005年郵政民営化総選挙では郵政民営化に反対し自民党の公認は得られなかったものの、当選し5選を果たしたが、選挙後その姿勢を批判されて離党した。
2006年自民党復党後、福田改造内閣内閣府特命担当大臣に就任。
続く麻生内閣でも内閣府特命担当大臣を再任されたが、2009年総選挙では小選挙区で敗れ、比例東海ブロックで復活当選した。
2012年総選挙で勝利し7選、2014年総選挙で8選、2017年第3次安倍第3次改造内閣総務大臣並びに内閣府特命担当大臣に就任、2017年総選挙で9選し、第4次安倍内閣総務大臣に再任された。

選挙も大臣歴も実績を重ねており、高市と同様根性の女性に2点献上。

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ツリガネニンジン



⑤期待値(実行力、人物、特性など)は

岸田氏は自民党が河井夫妻支援した1億5千万円問題における対応への非力感に期待がしぼんで1点。


河野氏は派閥の領袖の意向を遮って立候補した行動力と胆力に3点、

 

高市、野田の二人は女性議員としての粘りと根性に1ポイントそして、競馬界の牝馬(女性)の活躍の現状を見てきた筆者の経験から、政治の世界でも女性の活躍を期待して1ポイント計2点を献上した。

 

以上を表にすると

    ①血統  ②人気  ③厩舎  ④実績  ⑤期待値   計
 岸田  2    2    3    3    1     11
 河野  3    3    1    3    3     13
 高市  0    1    2    2    2      7
 野田  1    0    0    2    2      5

 

ということで、一発で決まるなら河野太郎という結果だが、さあ、どうなるだろう。

 

私の予想はたいてい外れる。

 

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