国家の崩壊を招きかねない現政権の右往左往ぶりに落胆する日々、救国の政治家はいないのか!

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ペンタスの赤い花



連日アフガニスタンという国家の崩壊が報道されている。
ニュースを見ながらどこかで見た光景だと感じた。
ベトナム戦争アメリカが逃げ出した時の光景と全く同じ光景を思い出したのだ。

ベトナム戦争は1955年11月1日~1975年4月30日とあった。
学生時代、私はノンポリ学生の一人であったが、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合 代表小田実)の趣旨に賛同して、友人に頼まれて運動資金確保のためのステッカーを売って歩いた。


ベトナム戦争は、南ベトナム傀儡政権を支えるためにアメリカ合衆国が介入したほぼ20年間の戦争だった。

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種から育てたトマトが色づき始めた


アフガン戦争は2001年10月7日~2021年8月15日とあったから、この戦争も20年続いていたことになる。
そして傀儡政権を支えてきたアメリカ合衆国の撤退とともに、置き去りにされた人民は逃げまどい、飛行機に飛びついた映像が流れた。
ベトナム戦争の時は、港から出ていく船に先を争うように乗り込んで、人々は国を後にした。
その背後には、逃げていく人々を見つめる人、我、関せずと日常と変わらぬ様子の人たちがいる光景が写っているのも同じだった。

もちろん、アフガン戦争でも、ベトナム戦争でも、偉い人たちや金持ちは国家の崩壊、終焉を知ると同時に、さっさとお金を持って逃亡した。こうした光景は私が生まれていない、80年前の太平洋戦争でも同様だ。

日本の傀儡国家だった満州国においても、日本が敗北のためのポツダム宣言を受諾すると旧ソ連が対日宣戦布告し満州国に侵入した。
多くの日本人は、ソ連軍などに追われ、捕虜となり、殺害され、自決し、残留孤児として現地に放棄された。
そして日本軍の高級幹部の家族たちは我先に軍用列車に乗って日本に逃亡したのだった。

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植え込みにこぼれ種から咲いた白百合。


国家、国家と偉そうなことを言ってもとどのつまりは、人間はわが身可愛さで動く生き物だということに、いつの時代でも変わりないことがわかる。
こうした戦争による国家の崩壊は今我が国が直面するコロナ戦争とは比較すべきではないと思うが、近似値の様相は呈しているように思えてならない。

まず、
①菅政権は安倍前首相や二階幹事長に無理やり支えられた傀儡政権にほかならない。
傀儡政権の末路が国家を破綻に導くのは先例の通りだ。

②安倍前首相は、まだコロナの影響がどれほどのものか不明のままに日米開戦の時の先手必勝に習い、まるで「ニイタカヤマノボレ」とばかりに得意げに緊急事態宣言を全国に発したのだ。

そして

③いつもの腹痛の再発を理由に政権を投げ出した安倍政権を引き継いだ菅傀儡政権は、経済悪化を恐れるあまり、GO TO トラベルキャンペーンなどを強行し、感染拡大を招き、その後3回の緊急事態宣言を発したが、部分的な緊急事態宣言を繰り返し、期間の延長に追い込まれ、地域を段階的に拡大するという小手先の対応に終始し、被害をさらに拡大するという悪循環に陥っている。この間の2020東京オリンピックについても強行開催し、直接のエビデンスはないとうそぶきながら、結局は、これまでにない爆発的な感染に至っているのだ。旧日本軍の大本営発表と似ていると思うのは私だけなのか。

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我が家のグリーンカーテンのホップの花

また、
④太平洋戦争の時代や強圧的な国家とは違う、民主主義の進化した情報化社会の現代日本において、国民は政府が情報を隠蔽したり、説明を回避したりすればするほど、そのインチキ性を見破ってしまっているにもかかわらず、相変わらず菅首相は木で鼻を括る言葉でしか答えようとしない。

そして、

⑤優秀な官僚たちを物言わぬ子羊にしてしまったのは誰だ。

こうした安倍・菅政権の信用失墜行為こそが、国民の支持を失わせているのだ。

今や国民は菅首相の言葉に従うことはしない。いや、言うことと、していることのこれほど異なる言行不一致の政権の言うことには従えないのだ。国民が今従っているのは、コロナの爆発的感染拡大と異常長雨の被害拡大懸念による自然発生的な人流抑制なのだ。

菅首相が今やるべきことは、内閣総辞職をして失政の責任を明らかにすることだ。
その毅然とした責任の取り方こそが、政治に対する国民の信頼を取り戻せる唯一の道だ。
無論、安倍前首相も再び腹が痛くなる前に、8年間の無責任、不誠実な政権運営の責任を取って政治家を引退すべきだ。

出でよ、救国の真の政治家よ!

 

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