奇っ怪なり!新型コロナウイルスワクチンの不足

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ウォーキングの途中で見かけたストケシア

 

先週、コロナワクチンの65歳以上の高齢者を対象とする2回目の接種が終わり、今は1~2週間の待機期間だ。

これを過ぎると晴れて自由の身となれるのかと思うと、100%安全なわけではないとはいえやはりうれしい。

 

2回目の接種会場は1回目に比べて、様々な改善がなされていたことに感心した。

30分ごとに区切られた時間帯のグループ分けは一緒だったが、同一時間帯のグループは一部屋ごとの控室で距離を開けた40席に座った。

待ち時間を利用して、職員が住所氏名年齢、接種券・問診票などを確認し下敷きファイルにひとまとめにして渡してくれた。

それから看護師による体温測定、問診表や薬のチェックなどの事前聴取、それから医師による問診があって、ワクチン接種と大変スムーズに、丁寧に進んだ。

 

「1回目と比べると、格段に改善されているよ。素晴らしい」と素直な気持ちを伝えると、職員は大変喜んだ。

確かに、真面目にしっかりと取り組んでいる皆さんの誠実な姿に、改ざんや隠ぺいを繰り返している昨今の官僚や彼らを率いる政治家たちと比べて、何と清々しい、あるべき公務員としての誇りのようなものを感じた。

 

そして今起こっている、コロナワクチンの数々の疑惑を思い浮かべた。

 

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ヘメロカリス、最近この色をよく見かける

菅首相は今年4月、65歳以上の高齢者へのワクチン接種は7月末日までに完了させると宣言し、渡米した際にファイザー社と掛け合い、必要なワクチン量を確保したと成果を発表し、一日100万回のワクチン接種も打ち出した。

そして、自衛隊による大規模接種、職域や学校関係者への集団接種、はたまた65歳未満国民すべてへの接種と全国の自治体、業界に矢継ぎ早にはっぱをかけ実施に踏み込んだ。

そのため、自治体や業界は、その計画や体制を大きく前倒しし、打ち手などの従事者を用意し、準備した。

 

ところが、突然、ワクチン供給量は7月は3割減、8月以降の供給量は未定というはしご外しで、全国の自治体から悲鳴が上がっている。

田村厚労大臣は「供給量が足りないはずはない。医療機関に在庫がたまっている可能性がある」といったり、「ワクチン接種が予定したよりも早く進んでいるから」と場当たり的な発言を繰り返しているし、菅首相は「予想をはるかに超える申し込みがあった」と他人事のようにいう。何が真の原因なのか政権中枢もわかっていないのではないか。

 

そして、唯一、自分の言葉で喋れると期待した河野ワクチン大臣が今になって、記者会見でモデルナ製ワクチンについて「日本への6月末までの供給量が当初計画の4千万回分から1370万回分へ約6割減っていた」、計画を変更した時期については「正確には覚えていないが、ゴールデンウイーク前くらいじゃないか」と答えたという。

約2か月の間、国民をはじめ関係団体には全く知らさず、「一日でも早く国民にワクチンを接種する」と大旗を振っていたわけだ。菅政権の一翼を担うことになり、早くも隠ぺい体質に染まり、同じ穴の狢に堕している。全くがっかりだ。

 

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フロックスの花 この色も珍しいのではないだろうか



我が家の息子の会社も職場接種は見通しが立たなくなり中止となったという。

 

今になってワクチン不足とはどういうことなのか。思い付きや場当たりでなく、どこが間違っていたのか、国民に分かりやすく説明してほしい。

 

今日、政府は東京都に4度目の緊急事態宣言を発令する方針というニュースが流れた。

でももう遅すぎる。

人心は政権から離れてしまっている。

誰も政権の言うことに耳は貸さなくなっている。

 

改ざん・隠ぺいが常套句となった安倍・菅政権にはもうあきあきだ。

 

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