2021年コロナで迎えた新春模様

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元旦の後楽園は すがすがしい空気に満ちていた

新型コロナウイルスの感染者は大晦日の日、全国で4540人、東京都では1337人に達し、いずれも過去最多となった。

 

こうした中で迎える新年となったけれどわが家は例年と変わらず、元旦の朝一番は日の出遥拝で始まる。

当地の日の出は午前7時12分と発表されていたので、いつもの朝よりは30分遅く、夫婦で家を出た。

日の出スポットには予定時刻通りに到着したが、東の空はまだ、赤く染まったままだった。

 

遥拝者数人が東の空を見つめていた。

私たちもその場に加わった。

私の隣にやって来た男性が「まだ出ませんよ。20分過ぎてからですよ。」と言って、「去年は29分だった。」と独り言のように繰り返した。

 

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2021年 初日の出

29分頃から日の出が始まり、山の間からきっちりと顔を出したのは32分を過ぎていた。

空は晴れて誠に神々しい日の出だった。

コロナウイルスを撲滅し元通りの平穏な日常を祈念した。

 

日の出遥拝から戻るとわが家では恒例の岡山後楽園散策に出かける。

1月1日は無料開放なのだ。

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無料開放の後楽園

午前8時開園。

今年は30分ほど遅れて入場した。

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どこに行ってもコロナの影響は避けられない


もちろん来場者はマスク着用が義務付けられている。

 

思えば、一昨年は駐車場に観光バスが到着し、中国語や韓国語が飛び交っていた。

昨年は、中国や韓国の人たちがまったくおらず、まだコロナの影響には気付かず、日中や日韓関係の悪化の方に原因を求めていた。

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園内は鳥たちの楽園 小魚を狙う鷺一羽


 

そして今年はというともちろん外国人は皆無だが、日本人もまばらな光景が展開していた。

しかし、冬の朝の陽光をさんさんと浴びる散策はそれはそれで、時間がゆっくりと流れて、心も身体も癒されるようなひとときだった。

 

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後楽園の冬の風物詩コモ巻風景 春には外して焼却し害虫の卵を退治する

それから自宅へ戻り、三人家族の元日の食卓はいつも朝昼兼用。

カミさん手作りのおせちで一杯呑む。

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毎年同じようなわが家のおせち


今年は昨秋友人から頂いた八海山大吟醸2020年8月発売精米歩合45%という代物だ。

お正月に呑むためにとっておいた。

 

一口含み飲みほした。あっさりとしていた。

岡山弁でヘンがないという。

特徴がないというか、個性がないというような使い方をする。

と思っていたが、ぐい飲みに二杯、三杯と飲み進めるうちに、非常に飲みやすく、上品な味わいに感じてきた。

何杯呑んでもいやにならない。

盃を置くのが惜しくなる、終わりにする気にならないのだ。

 

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        銘酒「八海山」と年末偶然手に入った焼酎「魔王」

 

流石に銘酒を一度に呑んでしまうのはもったいなくて、ビールに替えて仕上げをし、雑煮を一枚食べて食事を終えた。

 

それから夕方までひと眠り、意外と平和な2021年コロナで迎えた元旦だった。

 

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