主権在民、誰に権力を任せるべきか。私たちはもっと怒らなければならない。

 

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イヌタデ 蓼(たで)食う虫も好きずきという言葉もあるけど

 

平成13年4月26日、森喜朗内閣が倒れた後を自民党をぶっ壊すと言って国民的支持を集めた小泉純一郎内閣は、第1次から第3次まで(平成13年4.26~平成18年9.26まで)の1980日間に及ぶ長期政権になった。

 

そのあとを受けた第90代第一次安倍政権は、在任366日という短命内閣に終わった。体調不良を訴え突然政権を投げ出したのだった。

その後の福田内閣も在任365日と丸一年で退いた。

 

そして満を持して出てきたのが麻生太郎首相だったが、この内閣も首相の漢字読めない問題から不人気の一途をたどり、358日の短命政権で終わった。

 

そして民主党政権への交代を余儀なくされたが、初めて政権を手にした民主党政権も官僚の排除や事業仕分けの行きすぎなどと、普天間基地移設問題や東日本大震災福島原発事故などの責任を問われて、平成21.9.16~鳩山内閣菅内閣、野田内閣の三代は平成24年12月26日在任期間1200日で終わった。経験不足をさらけ出し唯我独尊に陥った民主党政権だった。

 

そして再び第二次安倍内閣の登場となり以降、第4次まで在任期間2824日という長期政権を樹立した。

 

戦後の首相の出身大学を調べてみるとナンバーワンはやはり東大卒で11名を数えるが、平成以降では早稲田大学が1位で5名、慶応大学2名、そのほかの大学出身者は1名ずつである。

 

ということは東大卒も1名しかいない。

民主党の鳩山元首相だが、工学部出身で東大法学部ではないのも特筆できる。

 

今や東大法学部は政治家の前では何の力も発揮しえないのか。

それだけ東大の地位が低下しているのか、官僚になり政治家に忖度しながら天下りの道を選ぶようになってしまったのだろうか。

 

それとも政治家に魅力がなくなったのか、社会の意識変容が認められる。

 

因みに小泉さんは慶応、福田さんは早稲田、菅さんは東京工大、野田さんは早稲田、安倍さんは成蹊、麻生さんは学習院、菅さんは法政とバラエティに富んでおり、大学難易度などはどこ吹く風だ。

メディアへの露出度、好感度、パフォーマンスの可否、表現力や発信力の巧拙など学歴などはまったく通用しない、役者の世界のようになっているのかもしれない。

 

しかし、昨今の漢字が読めない首相や、お友達などに熱心な政権の私物化や、日本学術会議問題にみる政権の傲慢さなどを見ると、やはり、人生においてしっかり勉強した時期があり、様々な事象や問題に対しての教養や見識、判断力を身につけた本物の政治家を見てみたい気がするのは私だけなのかと思ってしまう。

 

日本国の存亡の危機をもたらした太平洋戦争の反省をもとに再出発した歴史を振り返れば、安保法制も日本学術会議の問題も核兵器禁止条約の批准も日本の採るべき道は自明の理だと思うのは年寄りの繰り言なのか。

 

主権在民国民主権国家というけれど、いったん権力を得た政権は我が物顔で国民から集めたお金をばらまいている。

アベノマスクの400億円から始まり、GOTOトラベル、GOTOイベント、GOTOイート、GOTO商店街などなど、予備費は10兆円あるあると景気が良い。深刻なコロナ禍での景気対策には欠かせないというけれど、何だか浮かれすぎているような気がしないでもない。コロナは不気味に再拡大してきている。

 

安倍長期政権には常に政商が蠢いて、江戸時代の悪徳商人と役人の関係を思わせる構図もありやなどと勘ぐってしまった。

学術会議への10億円など目くそ鼻くその話を持ち出して、これこそ針小棒大のすり替えだ。

河井元法相と案里参議院議員夫妻に1億5千万円もの税金を配ったのはどなたさんですか。

 

そして責任は私にありますと言いながら、またも体調不良を言い出して、二度目の政権を放り出しをした。口先だけの責任だったのだ。もはやこんな政権はいらない。

 

国民は怒れ、国民主権だ。

政権選択は我々の一票にあるのだ。

 

もっともっと怒らなければならない。

そうしないと、再び太平洋戦争と同じ目に合わされるのだ。

権力者などさっさと遁走し、国民が責任を負わされて裸にされるのだ。

 

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