今朝の朝食は7時から和食の「彩」でとる。
義妹は体調悪く、欠席だった。喘息が出ていて、今日もチェックアウト時間までホテルで静養するというので、校長先生達とは別行動となる。
「彩」の食事は以前に比べて味が落ちたというのが我々夫婦の一致した見解だった。カミさんによると、卵焼きも紅鮭も焼き立てではなく、新鮮さにかけていたという。確かにシャケの焼き立てのほくほく感がなく、卵焼きも硬くなっているように思った。
9時30分ホテル出発。と言っても車を取りに駐車場に行きホテルに戻ってきたりしたら、10時前になっていた。
今日は石川から高速に乗り一路首里城に向かう。
校長先生に見送られて出発した。
首里城まではすいすいと進んだ。
首里城の県営駐車場は満車だった。
駐車場マークの表示を探しながら進んでいくとレンタカー専用駐車場と銘打った駐車場があった。
何時間おいても一日500円と料金は安かった。
駐車場から首里城までは歩いて10分か15分くらい。
坂を上って行くと守礼の門があった。
この門は創建時から残っているので有名なのかと思っていたが、沖縄戦で焼失し1958年に再建されたとあった。
首里城は3回目となる訪問だったがここもあまり記憶に残っていなかった。
今回は首里城公園新エリアが平成31年2月1日から開園し賑わっていた。
ここでもお姉さま方は熱心に見て読んで回っていた。
好奇心の旺盛さに頭が下がる。
けど、おぼえているのだろうかとも思う。
私などは自慢ではないが、ほとんど忘却の彼方で、従って、毎回訪ねる度に新鮮である。
首里城から出た広場のはずれに演舞場があり、伝統芸能特別公演で琉球舞踊が披露されていた。
外から窓越しに、姉様たちが入っていないかと探したがいそうになかった。
丁度琉球舞踊の女踊りだった。
小顔の美人が優雅に踊って魅せられた。
その後は、女性が扮した男踊りで活気はあったが、女踊りの方が印象的だった。
男踊りを見ていると姉様たちが満足げに出てきた。
一応、首里城の展望順路を巡ったが、下の姉さんが元気で先頭に立って歩いていた。(首里城は2019年10月31日午前2時40分ごろ出火、全焼した。)
1時頃公園内の軽食カフェで昼食。
私は沖縄そばとたこ焼きを注文した。
それから、駐車場に戻り国際通りに行く。
国際通りの駐車場は30分200円だった。
国際通りは何べんか来ている。
映画などで見た記憶はもっと広い通りとして私の中に残っているが2車線の狭い通りだった。
記憶をたどりながら坂道を降りて行くと牧志公設市場に行く商店街があった。
外国人、特に中国人が多く、にぎやかで活気があった。
牧志公設市場も以前来たときは夕方で商品も少なくなっていて、うらぶれて感じたが、今日はお昼の一番賑わいだ時間帯で活況に満ちていた。
私はお店のおばさんに声を掛けられて、ミミガーとらっきょうの茎を試食しながら買った。断れない性格だから試食したら買ってしまう。
姉さんたちが「ミミガー、美味しかった?」と聞くので、どれほど美味しいかはよくわからなかったけれど「美味しかった」と答えたら、姉様たちも買った。
それから姉様たちを那覇空港に送って行く。
とりあえず姉様たちと別れて車をトヨタレンタリースに返しに行ったが、またしても空港周回道路をナビの案内で2周回らされた。
2周回って3回目には流石にここを斜め右という案内で間違うのだと気が付いて直進して、やっと空港の外に出られた。
車を返して空港に戻り歩いていたら姉様たちにばったり会った。
一緒にお茶をしていたら校長先生から電話があった。義妹は喘息ではなく、インフルエンザだった由。
従って、5日間は外出禁止で飛行機に乗れないとのことだった。
空港に荷物を預けたままになっているので、これから取りに来るということだった。
受診した際、インフルエンザの検査をしますかと医師に問われた。その問いにはもしもインフルエンザと判明したら5日間は沖縄から動けませんよという意味だったようだが、まさかインフルエンザにかかっているとはつゆ程も思わず受けたが、検査結果はインフルエンザだったという。
ということで、航空会社にその旨申告し、5日間の搭乗禁止措置に相成った。ただ、復路の航空券は延長してくれるそうだ。
本日からのホテル探しもこれからであり大変である。
姉様たちは午後4時20分羽田行きフライトで先に搭乗口に去った。
姉様たちを送った後、荷物を預けていると校長先生に会った。
ホテルもやっと決まった。
これから5日間沖縄暮らしは大変かもしれないけれど一生の思い出になるだろうとも思った。(それにしても今にして思うとコロナ以前で運が良いといえば運の良いことだったと思う。)
弟夫婦は5日間の沖縄隔離となったが、我々は午後8時に無事岡山空港に到着。
ただ、暗い広い駐車場にたどり着いて見回すと車を置いた場所がわからなくなった。駐車車両はこの時間帯でも7割がた駐車している。
カミさんに荷物番をしてもらいながら暗い気持ちで探し求めた。
おおよその位置と車の向きを覚えていて10分ほどで探し当てたが、だだっ広い駐車場に車を置くときは、その光景をカメラに収めておかないといけないと反省した。
「禍福はあざなえる縄の如し」ということわざが浮かんだ。
帰宅して沖縄旅行の締めくくりを乾杯した。
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