葛の花が咲いた

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葛の花が咲いた

 

お盆を過ぎたころから、葛の花が咲き始める。

 

5年ほど前に飛騨古川を旅した時に、割烹の女将さんから葛の花は肝臓に良いと聞いた。

 

帰宅して、注意して葛を探すと山際や斜面・道端など葛はいたるところに生えていた。

葛は成長力旺盛で、意識して刈り取らないとどこにでも侵入してくる。

限界集落の廃屋などでは葛に侵入され家ごと乗っ取られて朽ち果てた光景を目にすることがある。

 

昔から葛の根は風邪に効果があると漢方薬の「葛根湯」の名称で有名だ。

葛湯も葛粉を水で溶いて砂糖を加え鍋で温めながら練って作る。

体が温まり消化にも良いと昔から使われてきた。

 

ただ葛の花を使うというのはその時初めて聞いた。

先日、テレビの大正製薬のコマーシャルで「おなかの脂肪が気になる方のタブレット」葛の花由来のイソフラボン含有と宣伝していて目を引いた。

初回限定500円、その後定期購入者は通常価格3500円のところ10%引きというから3150円になる。

製薬するとなると高いものになる。

 

イソフラボンは肥満気味の方の、体重やおなかの脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)やウエストサイズを減らすのを助ける機能があることが報告されていますと書いてあった。

 

 

私の場合は大きいサイズのレジ袋を提げて採集に出かける。

一袋採るのに約1時間かかる。

1年間使う量は3袋分あれば十分だ。

3時間の採集で1年間使うわけだから年金生活者としては、その程度の労力は何でもない。

 

採って帰るとカミさんがざるに入れてしっかり洗い、水をよく切った後、3日間くらい天日干しして乾燥する。

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乾燥中の葛の花

 

 そして小分けにして、保存してくれる。

 

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花茶のできあがり

国産・自然乾燥葛の花茶のできあがりだ。

このお茶を朝晩2回、お猪口に一杯飲んでいる。もう5年間も続けていて、薬害のようなものは起こっていないから悪いものではないだろう。ただ、効果はあるのかと問われると、肝機能の数値は下がったけれどあれはお酒の量を減らしたことが一番の効果だと思うので、葛の花茶に目に見えての効能を見出すことはできないとも言える。でも、一応病気もせずに元気でいられるのはこのお茶のおかげかもしれないとも思って毎日飲んでいます。

 

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