5月9日今朝も6時過ぎに古城公園に向けて歩いた。
古城公園は前田家2代目藩主前田利長が高山右近に設計させ築城したお城。
利長は隠居城として作って居城にしたが、さすが100万石のお殿様の隠居城で、その跡地の古城公園は21万㎡という広さでアップダウンもありウオーキングやジョギングには素晴らしい環境だ。
こういうところを残しているという懐の深さがこの地にはあるような気がした。
7時30分頃ホテルに戻り、朝ご飯の集合は何時だったかと、ホテルのロビーで少し待ったが誰も降りてこなかったので部屋に戻り、再び8時に降りたが、降りてくる気配がない。
校長先生に電話すると、NHK朝ドラ「ひよっこ」が終わって、8時30分集合だという。
8時30分に降りていくと今度はチェックアウトもするのだという。
再び部屋に戻り、荷物を整えて降りたら全員集合していた。すっかり忘れていた。
やはり昨夜は飲み過ぎていたようだ。
ホテルに荷物を預け、今日はサイクリングで高岡市内の名所旧跡を辿る。
朝食は駅のうどん屋さん。
こしのない柔らかい氷見うどんのように思った。
でも美味しくいただいた。
今朝は飲酒なし。飲めば自転車の酔っ払い運転になる。
我々の見識である。
サイクリング車は市の観光案内所で借りて保管所で受け取る。
国宝・瑞龍寺は東口から出発するので、自転車を指定されたエレベーターに積んで、2階のデッキを通り東口のエレベータに乗せて下す。
これは昨年、校長先生が経験済みで、校長先生の指示のもとスムーズに行った。
駅東口から瑞龍寺まで自転車では5～6分。
瑞龍寺ではボランティアガイドがいるというのでお願いする。
70歳を過ぎているということだったが、若いころは美人で通っただろう、今でも品の良い方だった。
瑞龍寺は、3代目藩主前田利常が異母兄2代目前田利長から藩主の座を禅譲してもらったことに対する深い感謝の念から建立したのだと聞いた。
瑞龍寺の伽藍は壮大で、奈良や京都や鎌倉ならいざ知らず、地方の都市で、この寺に勝るものはないように思った。
国宝の指定も素直に頷ける、素晴らしい山門、本堂だった。
これは一見の価値はある。
それから、古城公園を巡り、千本格子の続く町並みの金屋町など散策してちょうど12時頃高岡駅到着。
レンタサイクルを返して、駅前にあるブラックラーメン「次元」で、〆の昼食。
餃子とラーメン。
名物ブラックラーメンを注文。
校長先生は昨年ブラックラーメンを食べて、塩辛さに二度と食べられないと、別のラーメンを注文して、Hと半分分けして食べた。
私とMとYはそれぞれ1人前を食す。
校長先生の言う塩辛さはそれほどでもなかった。
校長先生もスープを少し飲んでみたが昨年の味とは違ったと言っていた。
2時30分過ぎ、東京組は新高岡駅に。
我々は金沢駅に向かった。
今年の旅行は前年に校長先生が下見をしており、十分に調査が行き届いていたことが、いい旅のできた一番の理由だ。それにしても北陸富山、氷見の新鮮な魚介といい、高岡市という地方都市の懐の深い歴史の包容力に包まれた文化の香る魅力を感じる旅に、大酒飲みのいとこ会男子部一同も、皆満足しただろうと思った。
金沢からサンダーバードで一路新大阪。
新大阪からのぞみで帰岡。
車内では一滴も飲まなかった。
岡山は割合強い雨が降っていた。
駅前のコンビニでビニール傘を購入。
帰宅して、今夜もカミさんとワインで乾杯した。
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