郵便局と義援金

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郵便局の振込用紙 無料の赤い色ではなく青い色なのは何か意味があるのだろうか。実際は手数料免除だった。


 

台風19号の被害は目を覆うばかりだ。

 

被害を受けた方の力になりたいが、無力な老人はボランティアに出かけることもでき

ない。

 

せめて義援金をと郵便局に向かった。

 

在職中は勤務先に関係した機関を通して寄付していた。

 

退職老人となったので、近所の郵便局から、寄付しようと思ったのだ。

 

ところが郵便局にはそれらしき表示は何もない。キョロキョロしていると、局員が声

をかけてくれた。

 

その旨告げると奥の方から振込用紙を出してきて、これに記入してくださいと言う。

 

その記入方法を記した用紙を示してくれたが、加入者名を記入するスペースに対して

記入すべき字数がなんとも多い。

 

後で数えてみると17字もある。

 

書ききれなかったら欄外にはみ出してもいいですよ、と親切に言ってもらったが、加

入者名は受領証にも記入する必要があり、こちらはもっとスペースが狭い上に、その

下はすぐに金額欄になっていて、はみ出すこともできない。

 

四苦八苦してやっと記入したが、なんともブサイクな筆跡になってしまった。

 

記入しながらだんだん腹が立ってきた。

 

国民に取って最も身近な金融機関で、国民の利便に供するという、郵便局の使命を

まったくわすれているのではないか。

 

国難とも言うべき今回の災害である。

 

被害にあわれた方に、少しでも多くの支援が届くようにしなければならない。

 

義援金を送りたいとおもって、郵便局に行った国民が、すぐわかるように、送りやす

いようにすべきではないか。

 

12桁もある口座番号を記入するのだから、加入者名は「日赤」、備考欄に「台風1

9号」程度でいいのではないか。

 

以前は、と言ってもいつ頃のことか定かではないが、大きな災害の後は、郵便局に行

くと、すぐにわかるように掲示があり、振り込み用紙が窓口のよく分かる場所に並べ

てあって、住所氏名を記入するだけで義援金が遅れるようになっていたと思う。

 

義援金の場合、一定の要件を満たしていれば、、振り込み手数料は無料だ。

 

収入増につながらない仕事は、なるべくしたくないと思っているのではないか、と

思ってしまう。

 

寄付金控除の関係もあり、情報をおろそかにできないとう事情もあるのかもしれな

い。

 

しかし、難しい事情を乗り越えて、寄付しやすい状態をつくりだしてこそ、「皆様の

郵便局」ではないか。

 

災害の多発が予想される昨今、多くの人が郵便局を利用して簡単に義援金が遅れる仕

組みを作ってほしい。

 

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