オルゴポットと切手の関係

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オルゴポット



写真のオルゴポットは、カミさんが特に気に入って購入したものだ。

どこがいいのかと聞くと、

 

1 まず、見た目。

今まではよく見かける花柄のポットを使っていた。

無人になった彼女の実家から持ってきたもので、私は何とも思わなかったが、彼女は嫌で仕方がなかったらしい。花柄が、野暮ったくてうるさいという。

私にはそのあたりのことはわからない。

 

2 次に、レバーを押して湯を出す機能。

軽く湯が出てとてもいいという。

これは目新しいものだが、今まで湯が出にくいと感じたこともなかったのでへーえという感じだった。

ただ、細いレバーをテコの原理で押すので、軽いのかも知れないが、それだけレバーに力がかかり、壊れやすいのではないかと危惧したがそのことは言わなかった。

 

3 そして、蓋が取り外しやすく残った湯が捨てやすいところも気に入ったとか。

 

まあ、色々理由をつけてはいるが、新しい物好きのカミさんが、飛びついたので私は静観していた。

ネットでの評判も上々だった。

 

ただ、このレバーを押す形は、ちょっと目を引くらしく、遊びに来た孫娘や姪たちが注目して、かっこいいねと話題にした。

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折れたレバー

二年ほど使った頃、案の定というか、レバーが折れてしまった。

 

オルゴという会社は知らなかったが、ポットの製造では定評のある企業らしい。

ホームページで探したが、交換部品の案内などはなかった。

 

保証期間は過ぎていたが、なんとか修理できないかメールで問い合わせた。

返事はすぐに来た。

 

修理はできないが、蓋のみの販売をしている。

そして値段は送料込み2120円、これを郵便切手で送るようにとのことだった。

郵便切手で?と思ったが、買いためていた記念切手を整理し始めていたので、大変好都合だった。

早速用意して送ったところ、折返し、蓋が届いた。

問い合わせに対する返信と言い、商品の手配と言い、大変迅速で気に入った。

 

送金にあたって確認したいこととして、故障の原因を尋ねたが、納得の行くような答えは得られなかった。

また、蓋のみ販売していることをホームページに載せればいいのにとも思ったが、これも蓋のレバーが壊れることがあるという情報を喧伝するようで、メーカーとしてはあまりしたくないことかな、仕方がないなと、物分りの良い消費者は納得した。

 

 

それにしても、直接メーカーに問い合わせてみてよかった。

また蓋が壊れるかも知れないが、2120円なら諦めもつく。

ネット上であれこれ評定したり、他人の評価にばかりたよらないで、自分で確認することの大切さを思った。

 

これにて一件落着だが、切手で送金というのが、疑問として残った。

あの切手はどうなったのだろう。

蓋の送料に使うのだろうかと思ったが、送られて来たのはヤマト運輸だった。

 

あれこれ取り混ぜて送った2120円分の記念切手。

あるいは担当者に切手マニアがいて、蓋の注文に応じて送られてきた記念切手を眺めながら、悦に入っている図などを想像している。

 

 

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