初めての飛鳥クルーズ・2泊3日(3日目)

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日の出

3日目 6時前に起床。6時過ぎウオーキングに出る。

 

まだ薄暗い中、昨日と同じ7番デッキを歩く。

船は紀伊水道を北上。右が紀伊半島、左が淡路島。従って紀伊半島の方向から太陽が昇る。

丁度、日の出の太陽の光の中に船体に独特のマークのあるフェリー「サンフラワー号」が重なって航行していた。

サンフラワー号の時刻表を見ると志布志湾(鹿児島)発大阪行きだった。

大阪港には午前8時50分着となっており、飛鳥が神戸港に9時着だからサンフラワー号に間違いないと思った。

 

6時30分過ぎに部屋に戻り、最終の荷造りをして7時までに廊下に出す。

そうするとボーイが、神戸港の旅客ターミナルまで運んでくれる。

 

それから食事に行く。今朝も朝食は和食。

 

メニューは豆苗の胡麻浸し、炒り豆腐、ねぶた漬け、里芋鶏そぼろ掛け、塩じゃけ火取り、あおさと豆腐の味噌汁、納豆、温泉卵、香の物。

 

しかし和食もなんでこんなにおどろおどろしいネーミングにするのか、頭が痛くなる。

特にサプライズはなく、味も普通だった。

少量多品種で女性向と言えるが、船内では食べる機会が多いので朝食も夕食も控えめに出しているのだろうと思った。確かにお代わりをする人も見かけなかった。

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水先案内人

 

神戸港入港は30分以上かけてゆっくりと接岸する。

11番デッキに上がり、コーヒーをいただきながら入港風景を見る。

 

最終の接岸までは3人の航海士が、タッグボートや操舵室と無線で連絡を取りながら、操船しているようだった。

接岸のための操船場所は船首に近いところにあり、少し海にセリ出ているように見えた。

 

「今船は止まっているんですか、動いているんですか」と声をかけると、背広を着た水先案内人の責任者のような人が「動いてますよ。少し先の対岸を見ていれば、建物がずれていくのがわかるでしょう。」と笑いながら答えた。

航海士の責任者が制帽を手に取って、入港を見守る人たちに振っていた。

一つの入港ショーのようなものだと思いながら接岸するまで見ていた。

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神戸入港

神戸港のシンボルとなっているホテルオークラ神戸やポートタワー、海洋博物館などの特徴的な建物が並ぶ。

これらを背景に飛鳥が停泊しているのは、絵になる光景だろうと思う。

乗客の利便性から言えばポートライナーの駅近くの埠頭に停泊したいのだが、神戸市の要望であえてこちらに停めるのだと、他の客の問いに答えて、船長が言っていた。

 

港には岡山両備バスが来ていた。

今日はこれから奈良で開かれている正倉院展と、京都の宇治平等院を鑑賞するコースとなっている。

今回は旅行会社の広告を見て飛びついたが、後から考えると、奈良京都は余計だったように思う。

クルージングに特化した船旅だけでよかった。

 

<飛鳥クルーズ総括>

① クルーズの基本は航海を楽しむことだ。いいお天気、穏やかな海を進む船から、遠望する陸や島を眺め、航行する船を見ながらゆっくり過ごすことは最高の贅沢だと思った。

 

② 飛鳥の食事は皆さん口々に最高だと言うけれど、過度の期待は禁物だ。美味しくはあるけれどサプライズはないというのが私の感想。大体、クルーズ中に最高に美味しいものという要求は無理難題というものだ。1000人規模の食事を用意する中で、平均点以上の水準であれば、それが最高なのだと思う。

 

③ クルーズは洋上の生活をいかに楽しむかということであり、その意味では洋上で開催されるショーや各種の教室などが、自分の生活や人生と何らか関わっているようなものがあるのがいいと思った。

 

④ 今回はクルーズと正倉院展などの抱き合わせのツアーを選んだが、クルーズを楽しむということに特化した方がよかったと思った。

 

以上

 

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