新聞の折り込み広告で飛鳥Ⅱで行く2泊3日「ウエスタンカーニバルクルーズ」を見て、カミさんにこれはどうかと尋ねると「いいんじゃない。」と二つ返事だった。
カミさんが飛鳥のクルーズに憧れているのを知っていたので、これまで支えてもらった感謝の気持ちを込めてのささやかではあるが、年金生活に入った私たちにとっては豪華な旅行のプレゼントとなった。
横浜~神戸「飛鳥」クルーズの旅、航海中に昭和40年前後のウエスタンカーニバルショーなどを鑑賞する。
新横浜駅に14時30分集合。今回の旅行には静岡と広島、岡山から24人が参加した。
新横浜駅でツアーコンダクターのAさんに引率され、富士急行の貸し切りバスに乗り込み、横浜港飛鳥埠頭に向かった。
16時前に飛鳥に到着。バスの中で少し待たされて、16時10分乗船開始。
我々の部屋は8デッキ。シングルベット2台とソファー、一応バルコニー付き。
長期航海に備えて、引き出し付きの家具が三つ、洋服掛けのハンガーは一人当たり10本以上あった。
出航は17時丁度。その前に16:25分から救命ボートが設置してある7デッキで避難訓練があり、ここでは参加者の点呼があった。欠席者には自室のドアに訓練の説明書を配布していたが、90%以上参加していたように思った。
飛鳥デイリーという日刊の情報誌(毎朝7時頃船室のドアの下に差し込まれる)によると今日の乗船開始は15時~で乗船直後はウエルカムドリンクやスイーツのサービスがあったようだが、私たちは乗船が遅れたためウエルカムドリンクは間に合わず、避難訓練が終わった後にデッキでのセイルアウェイパーティーでアルコールサービスを受けながら出航風景を楽しんだ。
どらが鳴り、汽笛が響く中、17時出航。
夕闇迫る横浜みらい地区のビル群に明かりがともり絵になる風景だ。
岸壁には数百人の観光客、見物人がペンライトを振って見送ってくれる。
印象に残る光景に見とれて、船が横浜ベイブリッジを通過するまでデッキ上にいた。
部屋に戻ってすぐ私は一人、12デッキにあるグランドスパに向かった。
中央にメインの風呂、両サイドにジャグジー風呂、奥に水風呂、入って右手にサウナがあった。
洗い場はお風呂とは逆の位置に2通りに分かれていた。
部屋にお風呂がついているせいか、乗船直後だからか、入浴者は10人程度でゆっくり入浴できた。
もちろん、窓の外は海、船はまだ東京湾内で遠くに明かりが見え隠れしていた。
夕食は2班に分かれる。
1班は17:30分~、2班は19:45~。私たちは2班だった。
今回の乗船客は満席で872人。
ロイヤルスイートとアスカスイートの乗客は高級レストランで別メニュー、でもそちらは少数だろうから、ほぼ800人の客が半分に分かれて夕食をとることになる。
夕食までの間私たちは、白人の歌手やダンサーによるミュージックショーを鑑賞した。
有名なタレントではないけれど、上質な歌唱力やダンスだったように思った。
その後、飛鳥Ⅱ専属のマジシャン「TAKUYA」によるマジックショーを鑑賞したが、これも上品なマジックで、楽しかった。
どちらのショーも出演者はビッグではないかも知れないが、洗練されたプロの実力の持ち主だった。
19時45分に夕食のレストラン「フォーシーズン・ダイニングルーム」に行く。
給仕等のレストランスタッフの9割は発展途上国の黒人系の人たちでたどたどしい日本語を使っていた。
本日は洋食のフルコース。
カミさんによれば、特に奇をてらわないが丁寧に調理された美味しい料理ということだが、私には平凡に思えて、何を食べたか特に印象にない。
飛鳥は料理がおいしいという評判だったので、期待しすぎたのかもしれない。
テーブルは岡山から一緒だったBさん夫婦とツアコンのAさん。
私たち夫婦は生ビールとワインを飲んだが、Bさん夫婦はノーアルコールだった。
Bさん夫婦は何回も飛鳥の船旅をしており、船旅は飛鳥が一番だと話していた。
夫婦ともにダンスが趣味で、これから始まるダンスタイムを楽しみにして、食事が終わるとそそくさと席を立った。こういう船旅の楽しみ方もあるんだと初心者は知った。
部屋に戻って持参した缶ビールを飲んで午後10時過ぎには就寝した。
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