この季節になるとあちこちで見かけるグリーンカーテン。
ゴーヤの利用が圧倒的だが、我が家は別の植物を利用している。
理由はふたつ。
第一に、ゴーヤは茂るのが少々遅い。
西向きと北向きのキッチンの窓は、梅雨入りを待たず日差しが容赦なく照りつける。
ゴーヤの成長を待っていては、間に合わないというわけだ。
もう一つの理由は、ゴーヤを植える場所としては、窓の近くは適さない。
ゴーヤは深く根を張る植物で、家の周りや、プランターなどでは土の深さが確保できないため、日差しを防ぐに十分な状態を得にくい。
というわけで、一時はゴーヤのグリーンカーテンを試みたこともあるが、近年は実を穫るためのゴーヤは収穫に適した棚作りにして、日差しよけはもっぱら別の植物にしている。
その植物とは次の2つ。
一つはホップ。
そうあの、ビールの原料のホップだ。
ホップのことを知ったのは、NHKのベニシアさんのTV番組だったと思う。
緑の葉が清々しく、見た目もよい。そして、写真のような花が咲く。
そして一番いいのは植えっぱなしでOKということ。
グリーンカーテンとしての使命を終えた後は、地上部を刈り取っておくと、春先にまた芽を出す。
ネットを張ってやりさえすれば、誘引などほとんどしなくても、きれいに茂ってくれる。
夏の日差しが強くなる時期に、十分間に合う。
毎年種を蒔いたり、苗を買ったりしなくて良いので、本当に手間いらずだ。
ネット通販などで苗を入手できる。ゴーヤの苗などに比べるとやや値が張るが、購入は一度だけのことなので、それほど問題ではないと思う。
もう一つはヤマノイモ。
山に近い我が家には、鳥が種を持って来るのかヤマノイモの蔓が伸びてくることがある。
ゴーヤのネットに絡まって厄介モノ扱いだったが、ある時、ゴーヤを凌ぐ勢いの山の芋をグリーンカーテンにできないかと考えた。
結果は大当たり。
見た目はホップのようにおしゃれではないが、生命力が旺盛で日差しを強力に遮り、実に頼もしい。あまり人目に触れない西向きの窓なので、見た目を気にすることもない。
さらにホップ同様、一度植えておけば、毎年植え変える必要はない。
そしてうまくいけば、蔓が枯れた頃には山芋が収穫できる。
苗は簡単に入手できるが、わざわざ苗として購入しなくても、山芋のしっぽのあたりをうえておけば芽が出て十分に育つ。
今年も二種類のグリーンカーテンは、我が家のエコライフに大いに貢献してくれている。
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