最近お葬式事情 小さなお葬式が増えている。

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先日、義妹が亡くなった。その葬儀の参列者は故人の娘と姉妹、その連れ合い、姪の小さなお葬式だった。
小さなお葬式を専門に扱う葬儀社だった。
 
小さな葬儀にもいろいろある。
直葬という、棺を火葬場に直接移送するもの。
火葬まで葬儀社に安置し通夜なし、坊さんなしで告別式だけするもの、少人数ながら通夜と告別式をするというもの。
お坊さんやお花、遺影などオプションは希望するようにできる。
 
先日週刊誌で読んだが、2015年調査では一般葬53%、家族葬38%になっているという。
家族葬は年々増加しており、家族葬の数字はこれからもっと増加するように思う。
 
今回参列した葬儀はごく近親者だけで執り行ったため、上記の告別式を葬儀社の6畳程度の部屋で行った。
棺の前に小さな祭壇と写真、そして大きな生花が活けられていた。
参列者がお焼香をして、告別式はすぐに済んだ。

霊柩車には故人の娘が同乗した。
火葬場に着いてしばらく待っていたら、葬儀社が手配してくれたお坊さんがやってきた。
戒名をつけてくれた坊さんだ。

戒名に慈の一字が入っていた。「母の戒名にも祖母にも慈の一字が入っているんですよ」とお坊さんに感謝の言葉を伝えた。
あまり幸せとは言えなかった義妹の人生の終焉に何か縁を感じ、安らぎを覚えた。
 
まだ若いお坊さんはよく通る声でお経を唱えた。
小さいけれど気持ちの良いお葬式だった。
 
一般的な葬儀費用は2003年236万円、2017年195万円と年々下がってきているようだが、今回の葬儀費用は30万円超、永代供養料が10万円ほどでトータル40万円超だったと聞いた。
 
いろんな事情もあってこういう小さなお葬式も増えているのだろうけれど、身内だけのひっそりとしたお葬式もいいものだと思った。
 
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