痛風です。

午前4時前、左足の甲の部分、特に指先にかけて強い痛みで目が覚めた。

 

2,3日前から両足の甲の部分が痛んでいた。
先週、家庭菜園で夏野菜の植え付けに、地下足袋を買って来て使った。
シューズと同じように24.5センチの地下足袋にしたが、使ってみると窮屈でこはぜがはまらない状態だった。
だから、あの窮屈な地下足袋で作業したことが原因だとばかり思っていた。
従って、この2日間、朝、晩、サロンパスや湿布薬を貼っていた。
徐々に増す痛みに耐えながら毎日一万歩ウーキングも続けていた。

 

ところが今日の痛みは尋常でなかった。
起き上がるのも困難だった。
昔、親父が使っていた杖を持ち出して試してみたが、杖は歩行の際の補助用具でしかなく、当然のことながら杖があっても左足を使わなくては前に進まない、歩行ができないことを改めて理解した。


何しろ、吹く風で痛むという痛風である。
足がちょっとでも地面に当たると飛び上がるくらい痛んだ。
多分、使ったことはないが松葉づえなら、足をつかずに歩いて行けるのだろうと思ったが、勿論、それは望むべくもない。不思議なことに左足の痛みが増すとともに右足の痛みは消失していた。

 

今日はカミさんの誕生日。
そして、カミさんには悪いが今夜は昔の職場の仲間との飲み会があった。
こういう日に痛風を発症するとは罰が当たったのかも知れない。
とりあえず、今夜の幹事に、欠席を連絡した。

 

カミさんが新聞を持ってきて「あなたのことが書いてあるよ」という。
朝日新聞の「患者を生きる痛風4」という記事だった。

痛風は血液1デシリットルあたり7ミリグラムを越えると症状が出てもおかしくない「尿酸値が高い」状態になるとあった。


私も以前から7ミリグラム前後の数値が続いていたが、今年2月に突然、8.4ミリグラムを示し、薬を飲むようになった。
薬を飲み始めて1か月後の健診結果は5.7ミリグラムまで低下し薬の威力を実感した。
ただ、高い数値を含めて、これまで痛風の痛みが出たことは一度もなかったので、痛風の始まりを靴のせいにしてしまった。

 

ところで新聞記事では、「治療はまず、鎮痛薬などで炎症を抑えた後に尿酸値を下げる薬を飲む。尿酸値はゆっくり下げることが重要だ。患者の多くは、長い時間をかけて関節に尿酸がたまっている。急激に下げると、痛みを伴う発作が再発しやすい。」と書いてあった。

あーそれで私の主治医はフェブリク20ミリグラム錠を半分に割って飲むように指示したのかと思ったが、それでも、痛みが出たのは1日10ミリグラムでも多すぎたのかなと思った。

 

カミさんの運転でかかりつけ医に受診し足を見せると、主治医は「あーこれは立派な痛風です。お酒は次回受診日まで禁酒です。」と宣言した。

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鎮痛剤と尿酸排泄薬ナーカリシンをいただいて帰宅した。

痛みは今も続いているが、徐々に和らいできているようだ。