先日、3か月に1回の歯科検診に行った。
当地では人気の歯医者さんだ。
かかり始めてもう20年以上になる。
丁寧で、手際が良く、その上、辛抱強く診療してくれる。
決してすぐに歯を抜くようなことはない。
患者に寄り添いながらの言葉遣いや態度など観察していると、ファンが増えるのは当然だと思う。
予約は2週間先になることがほとんどだ。
ここにくるまで、このような歯科医に出会ったことはなかった。
家族が先に行っていて、私は長いことかかっていた歯科医の治療が終わって、半年ぐらいたって猛烈な歯痛に耐えかねていたら、家族の皆が、だまされたと思って行ってみたらと強力に勧めたくれた。
医者を代えるのは不義理をするようで、不承不承、受診したのだった。
その時の治療は1年くらいかかった。
その後、インプラントもした。
インプラント手術は土曜日午後、一般診療が終わってからだった。
2時間以上かかったように思う。
その後20年くらいなるけれども、まったく異常なく経過している。
そして、腫れや痛みが続いて苦しんだ右下奥歯も2年以上辛抱強く治療していただいた。
いつも、検診時には、「まだまだ、何とかぎりぎりのところですが、持たせましょう」と言ってくれる。
主治医のそんな言葉にも励まされ、今更ながらに歯科衛生に目覚めて励んでいる。
しかし、左下奥歯はインプラントの近くで、痛みや腫れが続いて、もうこれまでと主治医に訴えて抜歯となったが、抜歯というほどもなく、医者が指を差し込むと痛みもなくすっと抜けた。
先生からは抜歯の後をインプラントか部分入れ歯の二つの方法があるが、とりあえず、部分入れ歯でやってみてはと低料金で済む部分入れ歯の助言があり、年金受給者は部分入れ歯を選択したが、とてもよく合って、部分入れ歯で満足している。
以後、3か月に1回の検診では主に歯科衛生士から歯石除去や全体のクリーニング、口腔内の観察、歯磨きの実習指導などしていただいている。
最近の検診結果表には歯周ポケットの深いところがあるが状態は安定しています。
お手入れもとてもきれいにされていますと高評価を頂いている。
さもありなん、ここのお医者さんにかかりだして、歯科衛生の重要性に目覚めて、一日4回の歯磨きを励行するようになった。
午前5時30分に起床するとまず、歯磨きをする。
歯磨きはガム・デンタルリンス(液体歯磨き)、歯ブラシはKISS YOUを使っている。起床時に歯磨きをすることが大切だとテレビでやっていた。
起床時の口腔内には雑菌が繁殖しており、一番効果的だと勧めており、この10年くらい続けている。
食後の歯磨きは、パナソニックのジェットウオッシャードルツEW-DJ55(水流洗浄)で歯ブラシでとりきれない汚れを取り除く。
それから、仕上げはフィリップスの電動歯ブラシを使っている。
昼食後、夕食後同様にして磨いている。
歯磨き時間は10分程だ。
それにしても、歯科衛生の分野は歯科技術はもとより歯科衛生教育や歯科衛生指導など私たちの子供のころと比べて格段に発達していることを実感する。
我々の親の時代といえば、ほとんどの親たちは老年に達すると総入れ歯だったけれど、今の時代、私のような後期高齢者でも、総入れ歯の人は聞いたことがない。
我々の少年時代もまだまだ、歯科衛生は軽視していた。
日曜日の朝は地域の児童が集まり歯磨きをしていたけれど、集まることに意義があり、歯磨きはお遊び程度だった。
もちろん、朝、昼、夕の食後に歯磨き習慣などまったくなかった。
ただ、今になって、もっと歯を大切にしておけばよかったと思う。
8020運動、満80歳で20本以上の歯を残そうという運動だ。
検診で頂いた結果表を見ると私の残っている歯は21本だった。
残りはインプラントとブリッジと義歯で補完している。
80歳になるまであと4年、この21本は本当に生きる目標となります。
皆さん、歯を大切にしましょう!
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